麗しの“純喫茶”名店3選 厚さ3cmホットケーキに客席200の店も

グルメ

2021/09/23 10:00

(撮影/写真部・高野楓菜)
(撮影/写真部・高野楓菜)

 ほんのり薄暗くシックな店内に、珈琲(コーヒー)の芳醇な香り……。重厚感のある独特の美しさが漂う純喫茶は、世代を超えて愛される。長い歴史と自慢の看板メニューをもち、人々の思い出が染み込んだ名店であればなおのこと。季節は秋。ノスタルジーに酔いながら、甘くほろ苦いひとときを過ごしてはいかが?

【珈琲館 紅鹿(ベニシカ)舎の写真はこちら】

*  *  *

■珈琲館 紅鹿(ベニシカ)舎

(撮影/小黒冴夏)
(撮影/小黒冴夏)
(撮影/小黒冴夏)
(撮影/小黒冴夏)

創業1957年

住所:東京都千代田区有楽町1‐6‐8 松井ビル1階

現オーナーの父が考案したドリンク「カフェ・タカラズカ」が、近隣の東京宝塚劇場の観劇客に人気。バラの花を模した生クリームに熱い珈琲を注ぐと、スカートを広げて舞う女優のように、クリームがくるくる回り溶けていく。お客さんを楽しませようと親子でメニュー開発に勤しんだ結果、その数は240にのぼる。

■ニット

(撮影/写真部・高野楓菜)
(撮影/写真部・高野楓菜)
(撮影/写真部・高野楓菜)
(撮影/写真部・高野楓菜)

創業1963年ごろ

住所:東京都墨田区江東橋4‐26‐12

弱火で25分焼き上げた厚さ約3cmのホットケーキが有名。付属の透明のシロップは、氷砂糖を作る際にできる「氷糖蜜」。はちみつやメープルシロップに比べるとさっぱりとした甘みで、ホットケーキの風味を邪魔しない。喫茶店の前身はセーター工場だったことが店名の由来。店員が身に着けるえんじ色のベストは、汚れが目立たず派手すぎないから、と創業当時から続く制服だ。

■新宿 らんぶる

(撮影/写真部・高野楓菜)
(撮影/写真部・高野楓菜)
(撮影/写真部・高野楓菜)
(撮影/写真部・高野楓菜)

創業1950年

住所:東京都新宿区新宿3‐31‐3

地下へ続く階段をおりると、シャンデリアがさがる200席の店内が広がり、異世界に迷い込んだような感覚に陥る。看板メニューは、はち切れそうなほど具がつまった卵とツナのサンド。中身が少ないと寂しいから、と気づけば少しずつ量が増えているそう。今や、ブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟んだ話題のスイーツ「マリトッツォ」状態。

(文/本誌・大谷百合絵)

週刊朝日  2021年10月1日号

あわせて読みたい

  • 日本初から世界最古まで “世界のピザ”が味わえる名店5選

    日本初から世界最古まで “世界のピザ”が味わえる名店5選

    週刊朝日

    2/26

    空前の肉ブーム! 肉屋直営で人気の都内“肉めし”4撰

    空前の肉ブーム! 肉屋直営で人気の都内“肉めし”4撰

    週刊朝日

    6/8

  • パフェをアイスバーで表現も 夏のひんやり“映え”スイーツ7選

    パフェをアイスバーで表現も 夏のひんやり“映え”スイーツ7選

    週刊朝日

    7/3

    駅では買えない「東京土産」 唯一無二の味を選びたーい!

    駅では買えない「東京土産」 唯一無二の味を選びたーい!

    週刊朝日

    12/28

  • 東京の中心で「うみゃあ」と叫ぶ! 奇抜だけど癖になる名古屋メシ6選

    東京の中心で「うみゃあ」と叫ぶ! 奇抜だけど癖になる名古屋メシ6選

    週刊朝日

    11/8

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す