古舘寛治 投票率アップへあきらめず発信 今年を「日本の民主主義元年に」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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古舘寛治 投票率アップへあきらめず発信 今年を「日本の民主主義元年に」

鮎川哲也週刊朝日
古舘寛治さん (事務所提供)

古舘寛治さん (事務所提供)

「もう黙っていられない、この国はとんでもないことになっているんだと思いました」

 そう語気を強めて話すのは、ツイッターで政治的発言を続ける俳優の古舘寛治さん(53)だ。

 映画「罪の声」や滝藤賢一さんとW主演を務めたドラマ「コタキ兄弟と四苦八苦」など、数々の作品に出演している古舘さん。政治的発言をするようになったきっかけは、2010年にSNSでチュニジアのジャスミン革命を知り、どんどん海外の情報を得るようになってからだ。

「あるとき山口県の上関原発の建設計画に関して反対派住民と警備会社の小競り合いの映像をSNSで見て、なんでこんな大きな出来事をテレビで報じないんだとテレビ局にメールしたんです。それから情報を受けるだけでなく、発信するようになりました」

 転機となったのは、ドラマ出演中に受けた朝日新聞の取材だ。記事が公開されると、古舘さんのツイッターは炎上。「あまりの影響の大きさに、書くときの覚悟を決めました」と、当時を振り返る。何度もやめようと思ったというが、続けているのは今年、選挙が行われるからだ。

「ツイッターのタイトルも『今年は選挙だ!日本をベターに!影響力ないし、いいこともないけど今年の選挙まで頑張るわ。』としています。次の選挙は日本の未来を決定すると言ってもいいと思います」

 日本の投票率は50%程度で、とても低い。日本に住んでいるとそれが当たり前になっているが、世界から見ると特殊な状況であると古舘さんは考えている。

「日本は民主主義国家だけど、国民は民主主義をしっかり認識できていない。それが投票率に表れていると感じます。国民の意識は簡単に変わるものではないが、変わらないと、このまま転げ落ちていくから、変わらないといけない。そのために僕一人じゃ何もできないけど、あきらめないで発信し続けているのです」

 コロナ禍の中で多くの人が、政治が自分たちの生活に直結し、自分たちの生活を変えてしまうことを実感した。社会のシステムをつくるのが政治であり、政治をよくすれば社会がよくなる。政治をよくするためには、国民が関心を持てばいい。国民一人ひとりが関心を持って投票に行けば間違いなく社会はよくなると古舘さんは説く。


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