「半沢直樹」に次ぐドラマは? 吉高由里子「危険なビーナス」は危険度やや低めか (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「半沢直樹」に次ぐドラマは? 吉高由里子「危険なビーナス」は危険度やや低めか

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岩下明日香週刊朝日
「危険なビーナス」から妻夫木聡と吉高由里子(TBS提供)

「危険なビーナス」から妻夫木聡と吉高由里子(TBS提供)

主な秋ドラマのカレンダー (週刊朝日2020年11月6日号より)

主な秋ドラマのカレンダー (週刊朝日2020年11月6日号より)

 大ヒットした「半沢直樹」の終了から早1カ月。コロナ禍の影響でまばらにスタートを切る秋ドラマだが、東野圭吾原作の「危険なビーナス」や柴咲コウ主演の「35歳の少女」など、注目作が目白押し。「半沢ロス」を埋めるのはどの作品か。ドラマ通に今期の期待作と見どころを聞いた。

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 まず、「半沢直樹」の後番組が日曜劇場「危険なビーナス」(TBS系)。ちょっと女たらしな主人公・手島伯朗(妻夫木聡)のもとに弟の妻を名乗る謎の美女、矢神楓(吉高由里子)が現れ、失踪した夫の代わりに遺産相続に関わっていくサスペンス。ドラマ評論家の吉田潮さんがこう語る。

「久々の妻夫木聡も良いですが、敵役のディーン・フジオカがやっぱりかっこいい。“おディーン様”も遺産相続の対象なのですが、意地悪な御曹司の策略家で、腹黒い役がよく似合っています。戸田恵子や麻生祐未といった、遺産相続のドロドロ話にぴったりのひと癖ある役者たちが脇を固めているのもいいですね」

 一方、メディア文化評論家の碓井広義さんは少し辛口だ。

「東野圭吾の作品の中では、原作としてのインパクトが弱い。遺産相続争いといえば横溝正史の『犬神家の一族』で、次々に殺人が起きる。令和版『犬神家の一族』と言いたいところですが、原作ではなかなか事件が起こらない。しかも、吉高さんは『東京タラレバ娘』で見せた等身大の演技の印象が強く、『危険なビーナス』の割には危険度がやや低い気がします」

 インパクトを求める人にオススメなのは「35歳の少女」(日本テレビ系)。柴咲コウ演じる主人公・望美は10歳のときに事故に遭い、25年ぶりに目を覚ます。4月に事務所から独立した柴咲にとっては、今後を占う正念場となる一作。「家政婦のミタ」などを手がけた遊川和彦による脚本だ。

「遊川脚本らしく今回も奇抜な設定ですが、きれいごとではなく相手にズバズバと本音で切り込んでいくセリフが多いこともヒットにつながっている。ただ、柴咲コウの演技は確かに上手なんですが、大人が子どもを演じることに、見ている側が気恥ずかしさを感じてしまう面はあるかもしれません」(吉田さん)

 ディープな大人の不倫を描いた「恋する母たち」(TBS系)も注目。進学校に息子を通わせる3人の母(木村佳乃・吉田羊・仲里依紗)が、それぞれ事情を抱えながら夫以外の男と恋に落ちる。


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