趣里さん(右)と林真理子さん (撮影/写真部・掛祥葉子)
趣里さん(右)と林真理子さん (撮影/写真部・掛祥葉子)
趣里 (撮影/写真部・掛祥葉子)
趣里 (撮影/写真部・掛祥葉子)

 ケガからクラシックバレエの道を断念するも、数々の人気ドラマや舞台、映画に出演し、役者としてキャリアを積み重ねてきた趣里さん。作家の林真理子さんが話をうかがいました。

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林:この前までテレビドラマの「私の家政夫ナギサさん」でヒロインの妹役をやってましたけど、ああいうふつうの女の人の役って楽しいですか。自分としては、もうちょっとクセのある役のほうがいいなとか……。あ、ゴメンね、変な質問で。「そうです」とは言えないもんね(笑)。

趣里:もちろん大森南朋さん、多部未華子さんや皆さんと同じ空間でお芝居できておもしろいなと思うんですが、役どころとしては、難しかったです。

林:どうしても妹がクセモノに見えちゃうんですよね。そのうち何かやらかすんじゃないかとか。

趣里:アハハハ、「いつ叫ぶんだろう」みたいな(笑)。自分の家族のことやお母さんに勘当されてるというニュアンスを匂わすのは違うと感じたので、なじむようなお芝居を心掛けていました。

林:ドラマにはオファーがあったらまた出ようかなと思ってるんですか。

趣里:素敵な作品とご縁があれば、もちろんです。

林:映画はもちろんオファーがあるんでしょう?

趣里:ちょこっと出たのは撮影していたんですけど、本格的な撮影があるのは来年になりそうです。コロナで撮影が延びたりしました。

林:趣里さん、ミュージカルは?

趣里:それがですね、歌が好きは好きなんですけど、カラオケレベルなんです。たまにミュージカルのお話をいただいたりしているのですが、まだちょっと恥ずかしいというか、プロとして歌をやっている方と一緒に舞台に立てる自信がないんです。

林:でも、見てみたいな。踊り中心の「シカゴ」なんかいいんじゃないですか。

趣里:カッコいいですよね、「シカゴ」。

林:子どもを産んで捨てていくお母さんの役とかどうですか。

趣里:やってみたいです。林さんが書かれる小説に出てくる女性を演じてみたいです。

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