「倍返し」ならぬ「恩返し!」の変化球…「半沢直樹」の進化と安心感 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「倍返し」ならぬ「恩返し!」の変化球…「半沢直樹」の進化と安心感

連載「てれてれテレビ」

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カトリーヌあやこ週刊朝日#カトリーヌあやこ#ドラマ
カトリーヌあやこ・漫画家&TVウォッチャー

カトリーヌあやこ・漫画家&TVウォッチャー

イラスト/カトリーヌあやこ

イラスト/カトリーヌあやこ

 漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が「半沢直樹」(TBS系 日曜21:00~)をウォッチした。

【顔密!「半沢直樹」のイラストはこちら】

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 密閉、密集、密接、過密、密議、密告。三密どころか六密くらい密。半沢もどきドラマは数あれど、やっぱり本家は違う。

 半沢系ドラマ=サラリーマン&中小企業はつらいよ。悪役(主に歌舞伎系)はこれでもかと憎々しく、主役は歌舞伎でいうところの辛抱立ち役。ひたすら耐えて耐えて、最後にドーン! 倍返しだ。

 このフォーマットを本家・半沢はジェットコースター並みのスピードで繰り出してくる。鉄壁のセキュリティーを誇るクラウドのパスワードが小文字6文字って壁薄すぎ!とか、パスワードの「zansin」て剣道の「残心」ですか、小ネタ利いてますなとかツッコんでるひまもないスピード。

 しかもコークスクリュー、ひねってくる。前作の決めゼリフ「倍返し」だって、そう簡単には言わないよ。むしろ悪役側の大和田(香川照之)が「ほどこされたらほどこし返す。恩返しです!」なんて変化球投げてくる。

 前作で最高潮の見せ場だった大和田の土下座は、伊佐山(市川猿之助)に「くだらん土下座、つまらん土下座、土下座土下座土下座野郎!」と盛大にこき下ろされる。


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