テレクラ、タウンページ…90年代の死語だらけ!でも笑える「デキゴトロジー」とは? (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

テレクラ、タウンページ…90年代の死語だらけ!でも笑える「デキゴトロジー」とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
太田サトル週刊朝日
イラスト・アサミカヨコ

イラスト・アサミカヨコ

 世に「デキゴト」の種は尽きまじ。1978年スタートの、週刊朝日のかつての名物連載「デキゴトロジー」が、こんな世の中だからこそ笑いをお届けしなきゃという使命とともに、コロナの時代に帰ってまいりました! 現代版「今昔物語」を目指して、身近なネタを小話に仕立てた連載は、時がたってもおもしろい。過去のシリーズの中から、90年代掲載の、ホントにあった驚きの「出来事」を5本を厳選! まさかの最新作も“ボーナス・トラック”的に加えた「特別編」としてお届けします!

*    *  *
■ 囲碁アイドル出現で総立ち 燃える爺さん三人衆

 東京都台東区の主婦M子さん(42)は結婚して18年、茶道、華道、日本舞踊とカルチャーセンター通いを欠かさない。水墨画を習っていると、仲間のTさん(63)が横に来た。

「近所の囲碁会に入っているんだが、ぜひ一度あんたに遊びに来てほしいんだ」

 渋好みのM子さん、「おもしろそうね」とほほえんだ。3日後、M子さんが碁会所に入ると、20人ほどのおじいさんたちがどよめいた。年齢構成は60歳から85歳までで、平均年齢は約70歳。紅一点に色めきたち、碁会所の雰囲気は一変。それまで上下ともジャージー姿が多かったのに、シャツにループタイの人が増えた。無精ひげを剃り、髪もきちんとそろえ、M子さんに次々寄ってくる。

「巣鴨のとげぬき地蔵までお参りにいこうよ」
「盆栽展に行かないか」

 M子さん争奪戦は日に日にエスカレート。

 ついには3人のおじいさんが、M子さんがだれが好きかをめぐって殴り合いのけんかになった。一人が口の中を深く切り出血、もう一人は足の小指を骨折してしまった。

「すみません、私のせいでこんな騒ぎになって」

 生まれて初めてモテすぎた喜びを感じつつ、M子さんは退会した。

■ 会社の怪談不気味な囁き 同時の悲鳴で「ぎゃー!」

 東京都世田谷区に住むH恵さん(26)は頑張り屋。さるメーカーの営業職で、夜遅くまで得意先を回る毎日だった。しかし、絶対一人きりでは夜の会社には残らないようにしていた。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい