志村けんさんのせいで? 伝説のアイドル・麻丘めぐみが思い出を語る (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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志村けんさんのせいで? 伝説のアイドル・麻丘めぐみが思い出を語る

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菊地武顕週刊朝日
麻丘めぐみ (撮影/写真部・小黒冴夏 ヘアメイク/TOM)

麻丘めぐみ (撮影/写真部・小黒冴夏 ヘアメイク/TOM)

レコーディング前日は緊張して眠れなかった

レコーディング前日は緊張して眠れなかった

「アイドルはトイレに行かない」とまで言われた70年代。歌手で女優の麻丘めぐみさんは、当時はやりたいことができなかったが、今は新たなことに自ら挑戦できる喜びを感じている。29年ぶりの新曲発表もそのひとつだ。

【写真】麻丘めぐみさんのレコーディングの様子はこちら

「最初にお話をいただいたとき、すごくびっくりしちゃって。『えっ、新曲ですか!?』と。ありがたいお話ですけど、私なんかで大丈夫ですか……みたいな気持ちが強かったですね」

 本人が躊躇(ちゅうちょ)したのも無理はない。歌を出すのは、29年ぶりなのだから。

 それでも引き受けたのは

「去年は母が亡くなったこともあって、人生の転機の年だったんですね。今や人生100年時代。母は96まで頑張ったんです。私もまだまだ頑張らないといけない、新しいことにチャレンジしないといけない。そう思い始めていた時期だったんです」

 1970年代にトップアイドルとして君臨した麻丘めぐみさん。頂点の中で結婚引退。その後芸能界に戻り、女優として舞台などで活躍を続けてきた。

 新曲を出すという話は、ベストアルバム「Premium BEST」制作中に持ちかけられた。

「これまでもベスト盤は出ていたんですが、今回は初めての自選ベスト。プレミアムとして、邦楽や洋楽のカバー、歌番組の映像を使ったDVD、当時のディレクターさんとの対談を入れるなど、盛りだくさんの企画だったんですね。その中で『ボーナストラックとして新曲を』というお話をいただいたんです」

 ディレクターからの一言、「何か歌いたい歌はありませんか?」が、新たなことにチャレンジしたいという意欲に火をつけた。

「アイドルの頃は、自分が何を歌いたいかということとは関係なく、与えられたものを一生懸命歌うだけでした。今は、歌いたい歌を自分でプロデュースできる時代なんだ、と。それではぜひという気持ちになったんです。歌うことによって自分が元気になる歌、それを聴いた方が元気になってくれる歌。それができれば幸せだと考えました。松井五郎さん(作詞家)にお会いして、今の自分の等身大を歌いたい、テンポはゆっくりと、サビはこういう感じに……と2時間くらいかけて、自分の思いの丈を説明しました」

 淡々と語る麻丘さんの声は、意外なほどに低い。年を重ねたということもあるだろうが、それにしてもアイドル時代の歌やインタビューで知っている彼女の声と比べ、かなり低い。そう伝えると、

「皆さん、おっしゃるんですよ(笑)。昔から、私は声、低いんです。デビューした頃は、低い声にコンプレックスを持っていました。ディレクターさんからも『もっとかわいく歌ってください』と。一生懸命、かわいい声を作って歌っていたんです」


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