外国人の起用法だけではない。捕手も開幕3戦で梅野隆太郎、原口文仁、坂本誠志郎とスタメンを替えた。先発投手との相性もあったのかもしれない。だが、DeNA・ラミレス監督が「梅野はセ・リーグでナンバーワンのキャッチャー」と評価するように、正捕手としてチームの中心選手にならなければいけない梅野がベンチに控えている状況に疑問の声は多い。

 阪神ファン歴40年の朝倉洋介さん(48)はこう嘆く。

「矢野監督は動きすぎの気がします。梅野を外したり、今年は近本を2番で起用すると言っていたのに開幕3戦目で1番に戻したりしている。外国人も我慢して使わないと結果が出ないでしょ。ボーアも20試合は我慢して4番で使う。当てに行かずにガンガン振り回せばいい。ダメだったら見切りをつければいい。サンズは7番でいいから使ってほしい。でないと、何のための補強かわからない」

 まだシーズンは始まったばかり。だが、過密日程で試合はあっという間に訪れる。矢野監督はチームをどう立て直すか。(梅宮昌宗)

※週刊朝日オンライン限定記事