「糖尿病は力士の職業病」…28歳力士のコロナ死、角界の悩ましい健康事情 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「糖尿病は力士の職業病」…28歳力士のコロナ死、角界の悩ましい健康事情

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28歳の若さで急逝した勝武士 (c)朝日新聞社

28歳の若さで急逝した勝武士 (c)朝日新聞社

 コロナをきっかけに、力士の健康管理意識が問われている。元大関の雅山(現・二子山親方)は、過去に日経BPのインタビューで次のように語っている。

<糖尿病になる力士が圧倒的に多いですね。(中略)治療をしながら続けている力士もいます><どの部屋も栄養のバランスを考えて食事面には気を配っているのですが、若い衆の部屋を覗くと、枕元には清涼飲料水やジュースの大きなペットボトルと、スナック菓子などの袋がある><問題は、力士の病気に対する関心が低いことです。(中略)意識を変えていく必要がある>

 荒井氏は改革の必要性を説く。

「幕内の平均体重は増加の一途をたどっています。コロナ感染という事情を抜きにしても、体が重くなれば、ひざや足首への負担も大きくなります。たとえば白鵬のように体重をずっとキープしている力士もいます。やみくもに体重を増やせばいいという“体重信仰”は改めるべきだと思います」

 日本相撲協会は独自に健康保険組合を運営し、年2回の健康診断をしている。もっと踏み込んだ健康管理が求められるのではないか。巡業を支えた人気者の悲劇を無駄にしてはならない。(本誌・秦正理)

週刊朝日  2020年5月29日号


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