なんだかもう、この国のトップの人たちがやってること、馬鹿馬鹿しくて馬鹿馬鹿しくて。

 マジでいかれてるって思う。安倍政権のズルやうそを誤魔化(ごまか)すためなら、もうなんでもありなんだな。

 よくまぁ、招待範囲が、「皇族、元皇族」「各国大公使等」などとなっている中に、詐欺師や反社の人間を入れたよ。毎年、跳ね上がる「桜を見る会」の経費、言い訳として警備費ってずっといってたんだけどな。

 すべてデタラメ。この中に真実があるとすれば、安倍政権にとっては、詐欺師や反社の人たちも、自分を応援してくれる人は仲間ってことよ。そして、多くのメディアの人たちは、自分もその仲間に加わりたい。良いか悪いかの判断なく。

週刊朝日  2019年12月20日号

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室井佑月

室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

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