逮捕された沢尻エリカ容疑者(撮影・小原雄輝)
逮捕された沢尻エリカ容疑者(撮影・小原雄輝)

 合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕した沢尻エリカ容疑者(33)を警視庁は17日、送検した。

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「沢尻容疑者に対しては当初、MDMAではない別の薬物で逮捕状をとっていたんだ。確かな筋から、この薬物を使っているという情報提供があったからだ。クラブでクスリを入手するとみていた。クラブから明け方、自宅に戻った沢尻容疑者に声をかけて、踏み込むもその薬物は出てこない。だが、沢尻容疑者は観念した感じで、自分の部屋の入口のアクセサリーなどを入れたケースの一番上の段のところにMDMAがあると自ら申告した。その場では逮捕状を執行せず、鑑定で薬物をMDMAと確認して緊急逮捕となった」(捜査関係者)

 沢尻容疑者は「自分で使用するために、持っていた」「何年か前から使っていた」と常習的に使用していたことも認めた。

「MDMAは雑な置き方で、よく使用しているようにも見えた。入手経路を探るために、MDMAだけでなく、スマホも押収。とりあえず、逮捕は1錠分0・09g。もう1錠分も後日、立件することになる。沢尻容疑者については、渋谷のクラブなどの関係で、かなり有力な情報が寄せられていた。1週間以上、行動確認しており、この日で間違いないと捜査をかけた。沢尻容疑者の尿鑑定はいま、やっている最中で、結果が出るまで数日はかかる。本人は素直に聴取には応じている。逮捕となった時は、うなだれていた」(前出の関係者)

 沢尻容疑者は「警察が家に来るとは思わなかった」「警察から声をかけられ、びっくりだった。クスリの捜査とわかり、隠せないと思った」「何年か使用していた。見つかることはないだろうと続けていた」など供述をしているという。(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事