■大場正明(映画評論家)


評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
風景を見るのではなく、風や光や土に感応し、自然に溶け込んで描く。画家としてのシュナーベルの感性や洞察が、スクリーンの隅々にまで反映され、ゴッホと自然の交わりが鮮烈な印象を残す。デフォーの迫真の演技も必見。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
芸術に興味がなくてもゴッホの絵は知っています。思わぬ瞬間に傑作が生まれ、立ち会えた感覚に。天才が抱く不安からの葛藤。それを感じながらデフォーの素晴らしい演技で謎多きゴッホの気持ちに触れることができました。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
シュナーベルがゴッホの映画を監督するというので注目していた作品。予想以上にストレートに描かれている。美しさだけでなく、場の空気を捉えた手持ちの撮影が素晴らしく、ゴッホの心情に肉薄していく。デフォーは適役。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2019年11月8日号