松坂桃李がSNS社会に思うこと「『何も言わないこと』が一番無難に」 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松坂桃李がSNS社会に思うこと「『何も言わないこと』が一番無難に」

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中村千晶週刊朝日
松坂桃李(まつざか・とおり)/1988年、神奈川県生まれ。2008年、雑誌「FINEBOYS」専属モデルとしてデビュー。近作に映画「不能犯」「娼年」「孤狼の血」(18年)、「居眠り磐音(いわね)」「新聞記者」(公開中)、「蜜蜂と遠雷」(10月4日公開)などが控える

松坂桃李(まつざか・とおり)/1988年、神奈川県生まれ。2008年、雑誌「FINEBOYS」専属モデルとしてデビュー。近作に映画「不能犯」「娼年」「孤狼の血」(18年)、「居眠り磐音(いわね)」「新聞記者」(公開中)、「蜜蜂と遠雷」(10月4日公開)などが控える

シム・ウンギョン 1994年、韓国ソウル特別市出身。2004年から子役として数多くのドラマで活躍。映画「サニー 永遠の仲間たち」(11年)、「怪しい彼女」(14年)などで知られる。ドラマ「のだめカンタービレ」の韓国版「ネイルカンタービレ」(14年)で主演を務めた

シム・ウンギョン 1994年、韓国ソウル特別市出身。2004年から子役として数多くのドラマで活躍。映画「サニー 永遠の仲間たち」(11年)、「怪しい彼女」(14年)などで知られる。ドラマ「のだめカンタービレ」の韓国版「ネイルカンタービレ」(14年)で主演を務めた

 東京新聞の記者・望月衣塑子さんの著書を“原案”にした映画「新聞記者」。フィクションではあるが、政権安定のためメディアを操作しようとする政府と、それに抗う記者を描き、製作中にスタッフから「これ、やばいんじゃないですか」という声もあがったという意欲作だ。主演のシム・ウンギョンさん(25)と松坂桃李さん(30)に話を聞いた。

【シム・ウンギョンさんの写真はこちら】

*  *  *
――映画の舞台は現代の日本。新聞社に勤める記者・吉岡(シム)のもとに医療系大学の新設に関する極秘文書が届く。吉岡が内閣府を洗い始めた直後、キーパーソンの官僚が自殺。その後輩で内閣情報調査室に勤務する杉原(松坂)はその死に隠された真実を知り、苦悩する。「知る権利」を守るために取材を続ける記者、政府のメディアへの介入など現代社会に通じる題材が盛り込まれている。

松坂:撮影に入る前の顔合わせでプロデューサーが「この作品でもしかしたら、われわれはつぶされるかもしれない!」と冗談めかしておっしゃっていました。しかし、この作品は、政治批判をしているのではなく、常に自分の目で物事を見て、それが真実かどうかを見極めなければならないと伝えている映画です。撮影を通して、大事な映画だと改めて思いました。

シム:設定は、日本の現状に似せている映画ではありますが、あくまでフィクションであり、エンターテインメント。この物語が持っている深いストーリーをわかりやすくお客さんに伝えることが大事だと思って演じました。なにより私は吉岡というキャラクターに惹かれたんです。彼女は記者だった父の「誰よりも自分を信じ疑え」という教えが常に心にある。信念を持って主体的に生きる彼女は、魅力的でした。

松坂:僕の演じた杉原はエリート官僚で、仕事に疑問を持ちながらも正義にも悪にもなりきれない人物です。その揺れをどう表現するか。演じる上での課題であり、やりがいでもありました。官僚という職業の知識がまったくなかったし、政治についてもニュースで聞いたことのあるワードはあっても、きちんと知らなかったんです。いろんな方に聞いたり、調べたりして勉強しました。


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