認知症リスクを低下させる「親指パチン」って? 医師に聞いた! (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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認知症リスクを低下させる「親指パチン」って? 医師に聞いた!

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週刊朝日#ヘルス
認知症リスクを減らす! 転倒・骨折を防ぐための「親指パチン」筋トレ (イラスト/坂本康子 週刊朝日2019年6月21日号より)

認知症リスクを減らす! 転倒・骨折を防ぐための「親指パチン」筋トレ (イラスト/坂本康子 週刊朝日2019年6月21日号より)

脳の血流アップのための一分間耳たぶマッサージ (イラスト/坂本康子 週刊朝日2019年6月21日号より)

脳の血流アップのための一分間耳たぶマッサージ (イラスト/坂本康子 週刊朝日2019年6月21日号より)

骨を刺激して、脳を活性化するホルモン「オステオカルシン」の分泌を促そう! (イラスト/坂本康子 週刊朝日2019年6月21日号より)

骨を刺激して、脳を活性化するホルモン「オステオカルシン」の分泌を促そう! (イラスト/坂本康子 週刊朝日2019年6月21日号より)

 なんだか最近、人の名前が思い出せない。約束を忘れていて大慌て……といったことがないだろうか。脳の老化のサインを感じたら、早めに対策を。毎日の暮らしの中で実践できる、認知症予防法を紹介する。ライフジャーナリスト・赤根千鶴子氏がリポートする。

【イラストで見る】脳の血流アップのための一分間耳たぶマッサージのやり方

*  *  *
「あれ、若いときとはどうも違うなあ」。人が脳の衰えを感じるひとつのターニングポイントは40歳前後だと、認知症予防医の広川慶裕医師は言う。

「40歳ごろは高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症などの生活習慣病が起き始める年齢ですからね。実は認知症と生活習慣病には大きな関わりがあります。なぜなら、脳の機能低下の一番の原因は血管の老化だからです」

 血管の老化が始まると、まず末梢まできちんと血液が行き渡らなくなる。

「そして動脈硬化が起きれば血管自体の壁が厚くなり、血液と細胞との間で物質のやりとりもスムーズにできなくなります。細胞は血液から十分な栄養素を取り込めないとエネルギーが作れなくなり、少ないエネルギーに見合った働きしかできなくなる。これが『脳の機能低下』という形で表れてくるのです」

 今まで100あったエネルギーが80になってしまったら、脳は20%パワーダウンした活動しかできない。そしてこれが進行していくと、最終的には認知機能が損なわれてしまうのだ。

「また40代以降は脳にダメージを与える疲労物質『アミロイドβペプチド』がたまり始めるということも覚えておいてください」

 アミロイドβペプチドは脳の神経細胞のまわりに蓄積する異常なたんぱく質で、毎日産生されている脳の老廃物。認知症の中で6割を占めるアルツハイマー型認知症は、このアミロイドβペプチドが蓄積され、神経細胞にダメージを与えることが原因で起こると考えられている。人間にはもともとアミロイドβペプチドを排出する機能がある。が、40代以降はその機能も弱まってくる。そしてアミロイドβペプチドが蓄積されていくと、気づかないうちに脳の機能は少しずつ失われていってしまうのだ。

「またアミロイドβペプチドが蓄積すると、脳の血管内で炎症が起き、血管の老化がますます促進されてしまいます。アミロイドβペプチドは睡眠時に排出されることがわかっていますから、どんな年代の方でも1日に最低5時間は眠るように心がけてほしいです」


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