もちろん、革のビジネスシューズにも使えるが、ギョーカイの打ち上げならば、「お気に入りのスニーカーに使ってください」とのコメント付きで渡すだろう。この1~2年ほど、空前のスニーカーブームがやってきて、欧米のハイブランドも高価でカラフルなスニーカーを打ち出している。

 ゆえに女性のスニーカーファンも増え、テレビ局内でも、これまでヒール一辺倒だった女子アナや女性記者らが「私がこんなモノを履く日が来るなんて」と自らツッコミを入れつつ、スニーカーを日々のファッションに取り入れているのだ。

 もちろん男性タレントの多くはスニーカー派。ちなみに件(くだん)のレイザーラモンRGは、約300足ものスニーカーをコレクションしている。例の製品発表会では「履いた後は必ずブラッシングし、ソール部分はメイク落としシートで拭いて汚れを落としている」ものの「においだけはどうしようもないものだと思っていた」とコメントしている。

 同社の脱臭シリーズ第1弾製品の脱臭ハンガー「MS−DH100」も計画の2倍となる2万台を販売しているが、靴脱臭機は、それ以上になるのではないか。

 使用後は「新品のにおいに近づく」というコメントと共に是非、景品にどうぞ。

週刊朝日  2018年12月14日号

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山田美保子

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

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