老後の幸せは「家事」にあり? おちぶれ老人にならないために! (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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老後の幸せは「家事」にあり? おちぶれ老人にならないために!

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赤根千鶴子週刊朝日#シニア

大江英樹さん(本人提供)

大江英樹さん(本人提供)

黒岩典子さん(撮影/写真部・片山菜緒子)

黒岩典子さん(撮影/写真部・片山菜緒子)

「零落れる」と書いて「おちぶれる」と読む。老後、貯金もゼロ、用事もゼロ、やる気もゼロ……と、すべてが「零」に急落しないようにするためには、どうしたらいいのだろうか。有識者・先達のアドバイスを紹介する。

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 大江英樹さん(66)は、大手証券会社を定年退職後、経済コラムニストに転身。書籍執筆や講演会等で慌ただしい日々を送っている。

「私の場合、定年前に大がかりな準備はしていないんです。ただ、定年前後に意識的に行ったことはあります。それは『会社以外の友人』を増やすことです」

 会社の仕事上のつながりは、あくまでも自分が「社員」でいる間のつながりかもしれない。そこで大江さんはさまざまな場所へ出かけていった。フランス語の勉強を始めたり、ジャズのアルトサックスを習い始めたり。そしてそういう場で親しくなった人たちとのつながりが、実際にいまの仕事に役立っているという。

「定年退職後に自分の事務所を立ち上げたとき、まず私に経済セミナーの依頼をしてくれたのは結局、会社以外の場所(個人投資家の集い)で知り合った方でした。いくら『元・○○勤務』といっても『元』はあくまで『元』なのです。今日に至るまで、現役時代に仕事でつながっていた方々とは新しい仕事のご縁はまったくありません(笑)。世の中ってわかりやすく、シビアにできているんですよ」

 できれば50代に入った時点で、自分の人間関係は外に広げていくようにしたほうがいいと大江さんは語る。そして50歳過ぎたらいつまでも出世に固執しないこと。もうあきらめなさい、そんなこと。

「役員になったらエライんですか。社長になったらエライんですか。役員になっても、その後の人生がみじめな人を私はいくらでも見てきました。私は50代向けのセミナーでいつも言うんです。『早く成仏しなさいよ』って。ここで気持ちを切り替えて、セカンドライフを充実させたほうがはるかに幸せです」

 そして家事のできない方々よ。定年後を豊かにするには、まず家事がひと通りできるようになることだ。


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