「主治医が忙しそうで質問できない…」 がん患者が困ったときに相談できる場所とは? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「主治医が忙しそうで質問できない…」 がん患者が困ったときに相談できる場所とは?

伊波達也週刊朝日#ヘルス
イラスト/CHARAPHIC LAB Co. Ltd.

イラスト/CHARAPHIC LAB Co. Ltd.

「ただしセカンドオピニオン外来とは異なり、主治医に代わって個別の治療について細かく相談を受ける場ではありません。主治医の言っているのはこういう意味であるとか、主治医にこういう質問の仕方をするとあなたの真意が伝わりますよ、といったアドバイスが中心です」(出江医師)

 同院のように医師が常駐していないセンターでも、がんについて詳しい看護師や生活全般の相談ができるソーシャルワーカーなどが対応しています。また、国が指定する研修を修了した相談員は、「がん相談支援センター」のロゴをかたどったバッジをつけています。

■気軽に相談しやすい場

 がん患者の先輩が、患者の立場で相談にのってくれる「ピアサポート」という相談システムもあります。ボランティアとして活動しており、相談相手として頼りになる存在になるかもしれません。

 ただし、「がん相談支援センター」は、病院によって、運営状況に温度差があるという現状もあります。

「意気込みをもって運営しているセンターは、院内のすぐ目につくわかりやすい場所に設置されています。がんと診断されたら、遠慮せずに、外来診療の帰りにでも一度相談に訪れて、気軽に相談できる場所であることを認識しておくといいと思います」(同)

<相談できる内容>

看護相談
● 検査・治療について
● 副作用の生活面への影響について
● 医療者とのコミュニケーションについて
● 情報収集について
● 緩和ケアについて
● 療養生活の過ごし方について
● 在宅療養について

医療福祉相談
● 経済的な負担や支援について
● 職場や学校など、社会とのかかわりについて
● 退院後の生活について
● 緩和ケア病棟や療養の病院について

こころの相談
● 気持ちの落ち込み
● 自分の気持ちを整理する
● 生き方

◯がん体験者による相談「ピアサポート」
ピアサポートとは、同じような境遇やよく似た体験をもつ者同士が助け合うことを意味します。所定の研修を修了したがん体験者が、気がかり(不安)などを聞き、自らの体験を踏まえ、医療スタッフとは異なるスタンスでサポートします

(文/伊波達也)

※週刊朝日ムック「がんで困ったときに開く本2019」から


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい