田中圭が「けもなれ」演出家を驚かせたガッキーへの話術 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田中圭が「けもなれ」演出家を驚かせたガッキーへの話術

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週刊朝日

田中圭さんが出演するドラマ「獣になれない私たち」は日本テレビ系で水曜22時~放送中

田中圭さんが出演するドラマ「獣になれない私たち」は日本テレビ系で水曜22時~放送中

「人とちゃんと向き合うことを知っている」。現在日本テレビ系で放送中のドラマ「獣になれない私たち」の演出を担当する水田伸生さんは、田中圭さんについてそう語った。芝居にも表れる、ナチュラルな彼自身の魅力とは? 誌面(週刊朝日11月2日号)には載せきれなかったインタビューを完全収録。

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 ドラマ「獣になれない私たち」に田中圭くんをキャスティングするきっかけになったのは、倉持裕さんが書いた「鎌塚氏、すくい上げる」(2012年)という舞台でした。彼のコメディをこなす能力に強く惹かれたんです。

 昨年12月、脚本家の野木亜紀子さんと、松本京子プロデューサーとキャスティングの打ち合わせをしたんですが、物語の構想はその段階で決まっていたので、人間のコミカルな部分というか、おかしみが出るといいなという観点で、圭くんがいいなと思ったんです。

 その期待に、彼はしっかりと応えてくれた。いえ、想像を超えてくれました。

 たとえば第1話で、恋人役の新垣結衣さんと、田中美佐子さん演じる母親と、3人でレストランで食事をするシーン。シリアスな会話の直後、恋人と「仲良くなれそう」と言う母親に、パンを齧ったまま「ほんと?」と返すあの間は、明らかにコメディの間です。

 彼はとってもクレバーなので、大工が設計図を見ただけで立体の建築物が目に浮かぶように、シナリオを読んだ段階で仕上がりが見えるのでしょう。どれだけ深刻なシーンでも、こうすればくすっと笑えるということが一読でわかる、すぐれた俳優だと思います。

 このドラマがクランク・インした日、圭くんはまだ「サメと泳ぐ」という舞台に立っていて、昼の公演を終えての夜の撮影でした。それがこのレストランでのシーンです。台本10ページ以上にわたる長丁場なので、セリフがちゃんと入ってるかなと少し不安だったんですけど、まったく問題なかった。新垣さんとも田中さんとも初共演なのに、最初から、ちゃんと恋人同士、母と息子というリアリティがあった。


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