Bリーグ・ヘッドコーチが「過酷な練習」を強いる深い理由 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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Bリーグ・ヘッドコーチが「過酷な練習」を強いる深い理由

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松本麻美週刊朝日
ルカ・パヴィチェヴィッチHC(撮影/岡田晃奈)

ルカ・パヴィチェヴィッチHC(撮影/岡田晃奈)

ファイナルで千葉ジェッツを破って初優勝を遂げたA東京のメンバー(撮影/馬場岳人)

ファイナルで千葉ジェッツを破って初優勝を遂げたA東京のメンバー(撮影/馬場岳人)

 3季目を迎える男子プロバスケットボールのBリーグ。1部リーグのB1が10月4日に開幕する。年を追うごとにリーグ全体のレベルが底上げされ、今季も各地で激戦が予想される。そのなかで優勝候補の筆頭を走るのが、昨季王者のアルバルク東京(A東京)だ。日本代表選手らタレントぞろいの選手を率いるのは、リーグきっての「厳しさ」で知られるルカ・パヴィチェヴィッチ・ヘッドコーチ(HC)。彼が見据える連覇への道を聞いた。

【ファイナルで千葉ジェッツを破って初優勝を遂げたA東京のメンバー】

*  *  *
──昨季はHCの交代や大幅な選手の入れ替えからのスタートでしたが、決勝は完成度の高いプレーで初優勝を勝ち取りました。今季はパヴィチェヴィッチHCが継続指揮を執るうえに、主力選手の多くも残留。さらに成熟したバスケットが見られるのではと、期待が高まります。

 昨年に比べて、チームのコンディションは高いレベルからスタートできています。技術的な部分も昨年より一つ上の段階です。もちろん、昨季の決勝の時期に比べたら落ちますが、同じ土台を出発点にできることは大きいです。夏は基礎から始動しましたが、シーズン中の状態に戻すスピードは早くなっています。

──王者になったことで、選手の意識に変化はありましたか。

 それは選手によって異なると感じています。優勝を気持ちよく感じることは悪いことではありませんが、それが甘えというか、少し気の緩みになっている選手もいます。すると、やはりパフォーマンスが落ちる。私のHCとしての仕事は、昨季なぜあそこまで伸びたかということを忘れさせないことです。そこに気づくよう指導しています。

──やはり多くの人が評しているとおり、パヴィチェヴィッチHCは「厳しい」ですね。

 難しいところです。アメとむちじゃないですけども、少しは褒めないと選手もまいってしまいますので。ただ、常に練習も高いレベルでパフォーマンスしてほしいというのが、私の思いです。

 選手に日頃から言っているのは、周りがいくら「アルバルクは強い、完成度が高い、一人ひとりのスキルが高い」と言っても、「まだ求めるレベルにはたどり着いていないぞ」ということ。発破をかける感じです。常に向上心をもって取り組む姿勢は、スタッフやコーチ陣にも求めています。


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