安室奈美恵の人生に見る“大人の役割” 鈴木おさむが指摘 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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安室奈美恵の人生に見る“大人の役割” 鈴木おさむが指摘

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ週刊朝日#鈴木おさむ
鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

引退した安室奈美恵さん(avex提供)

引退した安室奈美恵さん(avex提供)

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「才能発掘」について。

【写真】もう一度見たい!安室奈美恵のステージ姿

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 先日、とある女優Aさんと話していたときに、Aさんが、中学時代、本当に勉強ができなかったと言いだした。通知表が5段階評価で、なんとオール1だったと。オール1? 国数英理社オール1。そんなの初めて聞きました。せめて2ですよね。1を付けるって、付けられるってどういうこと? とにかく勉強が苦手でダメで。そんで、親がとある芸能プロのオーディションを見つけて「応募してみたら?」と。これに応募し、見事合格。モデルから始めて、今は女優をやってるわけです。ちなみに今も掛け算の九九が苦手。だけども、脚本を覚えるのは早いしできるし、演技もうまい。勘もいい。

 本人に聞いた。「なんでセリフも覚えられるし、演技もできるのに、オール1だったの?」と。すると「勉強がとにかく体に合わなかったんです」。その「体に合わない」って表現がとてつもなくしっくりきた。苦手とかよりも「体に合わない」。食べ物だってそうだし。体に合わないものってあるよな。そう考えると、僕も体育が苦手で、女優Aさんの言葉を借りるなら「体に合わなかった」と考えるとしっくりくる。ただ、学校の中では体に合わなかったとしても、それが判断基準であり、評価されてしまう。子供のころは勉強が「体に合ってる」人のほうが社会的評価は受けやすい。

 それ以外の才能はお金にならないことが多いから。

 現在、世界で人気のある芸術家が言っていた。「人生でいかに早く苦手なものに気づき、それを人生から排除していくかが大事だ」と。その人は小学6年で自分の目標を決めて、学校の授業であろうと、苦手なものは排除していったらしい。

 ふと思う。引退した安室奈美恵さんってどうだったんだろう?と。ネットで調べた限りだが、中学が最後になっている。これもネットで調べた限りだが、デビューのきっかけは、10歳のときに友達と沖縄アクターズスクールに見学に行ってスカウトされたのだが、授業料が払えず一度断念。だけど、校長先生が安室さんの才能に気づき、授業料を免除したのだとか。


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