「人と会うのがイヤ」だった頃 安藤政信、人生の転機語る (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「人と会うのがイヤ」だった頃 安藤政信、人生の転機語る

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安藤政信(あんどう・まさのぶ)/1975年生まれ。神奈川県出身。96年映画「キッズ・リターン」(北野武監督・脚本)で俳優デビュー。「バトル・ロワイアル」(2000年)、「サトラレ」(01年)、「69 sixty nine」(04年)、「GONINサーガ」(15年)など、代表作多数。(撮影/小山幸佑・写真部、ヘアメイク/細野裕之(プュアナプー)、撮影協力/ヨネヤマ、衣装協力/SOLIDO)

安藤政信(あんどう・まさのぶ)/1975年生まれ。神奈川県出身。96年映画「キッズ・リターン」(北野武監督・脚本)で俳優デビュー。「バトル・ロワイアル」(2000年)、「サトラレ」(01年)、「69 sixty nine」(04年)、「GONINサーガ」(15年)など、代表作多数。(撮影/小山幸佑・写真部、ヘアメイク/細野裕之(プュアナプー)、撮影協力/ヨネヤマ、衣装協力/SOLIDO)

 俳優の安藤政信さんには演じている最中、“忘我”あるいは“無我”になれる時間がある。

「現場では、監督と共演者を愛したいという思いだけで、ずっとやっています。だから、役を演じているときは全然恥ずかしくないんだけど、撮影が終わって、役を離れた形で会うのは、俺はすごく恥ずかしい」

『夏美のホタル』『あなたへ』『虹の岬の喫茶店』(「ふしぎな岬の物語」として映画化)などで知られる人気作家・森沢明夫さんの恋愛小説『きらきら眼鏡』の映画化にあたり、安藤さんは、池脇千鶴さん演じるあかねの余命宣告された恋人裕二を演じた。

「オファーをいただいたのが、ドラマ『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』で脳外科医役をやっていたときだったんです。“命”に向き合っていた時期に“命を救う側”ではなく、“救われる側”の立場を演じることに興味が湧いて」

 2009年にはチェン・カイコー監督の「花の生涯 梅蘭芳」で海外進出を果たすなど、映画にドラマに幅広く活躍している安藤さんだが、20代の頃は、人に会うことをなるべく避けていたような時期もあった。

「監督やプロデューサーと会って話をしていても、『ピンとこないな』と思うと、その場では『あ、わかりました』と答えておきながら、あとでお断りしたことも何度か(苦笑)。人と会って話すのがイヤで、誘われても出かけなかったり。当時は、他人と目と目を合わせてしゃべるのがホントにキツかった。人に対しての寛容さを少しずつ身につけるようになったのは、30代も半ばを過ぎてからです。“それぞれの立場で、作りたい気持ちがあるんだ”という至極当たり前のことを、ようやく理解し始めた。結婚して子供が生まれてからは、明らかに変わりましたね。自分以外の人の目線でものを考えられるようになったと思います」


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