■富山・高岡商/山田龍聖


56出場校のうち公立校はわずか8校。3回戦で大阪桐蔭を苦しめた“公立の星”のエースは、U18の高校日本代表チームに選ばれた

■愛媛・済美/山口直哉
4強進出の立役者であるエースは171センチ、67キロと小柄ながら、5試合中4試合で完投。準決勝の大阪桐蔭戦で、藤原恭大を三振に仕留めた姿はあっぱれ

話題も豊富だった記念大会

■8日目 第3試合(2回戦)済美13‐11星稜
今大会で導入されたタイブレークを制した済美。延長13回に、大会史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打で決着し、敗れた星稜(石川)の捕手・山瀬慎之助は、しばらく呆然としていた

■三重・白山/川本牧子部長
初出場チームを率いたのは、小学校時代に野球チームに所属していたという女性部長。憧れだった甲子園の土を踏み、大歓声に感動。「言葉にならなかった」と感慨深げだった

■京都・龍谷大平安/原田英彦監督
100回大会で春夏通算100勝目を達成した古豪の“泣き虫監督”。選手に向かって「お前たち、最高だぜっ」と叫ぶシーンは感動を誘った

(文/秦正理、本誌・緒方麦)

週刊朝日  2018年9月7日号

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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