金正恩がいまだに捨てられない トランプ“ジョーカー”核開発

亀井洋志週刊朝日#北朝鮮
トランプ大統領 (c)朝日新聞社
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トランプ大統領 (c)朝日新聞社

 北朝鮮北西部にある東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射場の解体作業が進んでいる模様だ。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」が衛星画像に基づき分析、発表した。

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 コリア・レポート編集長の辺真一氏はこう語る。

「正直驚きました。これが事実ならば、北朝鮮は人工衛星の発射も断念したことになります。非核化に向けた金正恩朝鮮労働党委員長の本気度が伝わってきます」

 その半面、新たに大陸間弾道ミサイル(ICBM)を製造しているとの疑惑も浮上。7月末、米紙ワシントン・ポストが米情報機関の分析を報じたもので、衛星写真などから「火星15」と見られるICBM1~2機を製造している兆候が見られたという。6月の米朝首脳会談では非核化について約束したものの、ICBMの製造じたいには触れておらず、合意違反にはならないとの見方もある。とはいえ、米朝間の交渉が決裂しかねないのではないか。韓国在住のジャーナリスト、裵淵弘(ペヨンホン)氏が解説する。

「北朝鮮サイドとしては、実は衛星で確認されることを前提としたデモンストレーションだったようです。今後の交渉を有利に進めるため、トランプ大統領を圧迫する狙いもあったのでしょう」

 トランプ大統領はこれまで金正恩氏を「ちびのロケットマン」などと罵ってきた。それがウソのように手のひらを返し、最近では「非常に賢く素敵な人物」などと称賛。その一方で、体制保証や経済制裁解除など見返りには容易に応じようとしない。

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