まずい経営の銚子電鉄が売り出す「まずい棒」のお味は? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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まずい経営の銚子電鉄が売り出す「まずい棒」のお味は?

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太田サトル週刊朝日#企業

「まずい棒」は15本セット600円。バラでは1本50円(ともに税込)。犬吠駅などの銚子電鉄売店での販売に加え、ネット販売も準備中。

「まずい棒」は15本セット600円。バラでは1本50円(ともに税込)。犬吠駅などの銚子電鉄売店での販売に加え、ネット販売も準備中。

「まずい棒」のパッケージ

「まずい棒」のパッケージ

「まずい棒」をPRする竹本勝紀・銚子電鉄社長

「まずい棒」をPRする竹本勝紀・銚子電鉄社長

こんなトラブルも…

こんなトラブルも…

「まずい棒」は銚子電鉄を救えるか!?

「まずい棒」は銚子電鉄を救えるか!?

 かつて「ぬれ煎餅」のお土産でブームになった千葉県の銚子電鉄。その新商品のスナック菓子が話題を集めている。

 その名も「まずい棒」。

【写真】「まずい棒」パッケージのアップはこちら。ここにも自虐が…

 利用者減少による経営不振の救世主となり、収入の約7割を支えるというぬれ煎餅の人気も一段落してしまい、再び「まずい」経営状態に。起死回生をねらう商品だ。

「この商品が話題になり、銚子電鉄と主力商品であるぬれ煎餅を知らない方にも知っていただくきっかけとなれば」(竹本勝紀・銚子電鉄社長)。

 ホラー漫画界の巨匠・日野日出志氏が描いた「まずえもん」というキャラがパッケージを彩る。味はコーンポタージュ味。肝心なのは、「まずい」のはあくまでも銚子電鉄の経営状態であって、味が「まずい」わけではない。そして、名前も形状も、なんとなく、“あの”人気菓子に似ている気がしてならないが……。そこは、リスペクトを込めて開発したものだという。

「味はちゃんと美味しくして、『普通に美味しいのに、なんでまずいの?』『それは、経営状態がまずいからなんだよ』という洒落。味が『まずい』というイメージが一人歩きしてしまい、人気商品のイメージを損ねてしまうといけませんので」(竹本社長)

 8月3日18時18分。銚子電鉄犬吠駅で、「まずい棒」が販売開始された。この日時が選ばれたのは、“8(ハ)3(サン)18(イヤ)18(イヤ)”という語呂合わせからだ。

 実は当日の午前中に、線路のゆがみが見つかり、一時前線で運転を見合わせる、これまた「まずい」状況に陥り、ハラハラさせられる一幕もあった。

 だが、無事復旧。販売開始前に行われたセレモニーには、多くの鉄道ファンや観光客、地元の住民が集まった。

「5、4、3、2、1! まずい、もう1本!」

 というカウントダウンの掛け声で、販売開始。

 当日入手することができた「まずい棒」。かじってみると、コーンパフのふわっとした食感と、コンポタの甘い味わいで、やっぱり全然、まずくない。

 今後、売れ行きが伸びれば、第2弾としてぬれ煎餅味が出せれば、ということだが、なぜコンポタ味にしたのだろうか。

「実はトウモロコシが、キャベツと並ぶ銚子の名産品であるという理由もありました。ぬれ煎餅を一口かじって、そのまま『まずい棒』をかじると、口の中で焼きトウモロコシの味が再現できるのではと思っております。ぜひぬれ煎餅も一緒に買っていただき、お試しください。販売はまずい状態から脱却できるまで」

 この竹本社長の自虐ネタが、銚子電鉄を救うか。(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事


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