太田幸司 (c)朝日新聞社
太田幸司 (c)朝日新聞社

 100回を迎える夏の甲子園大会には、数々の名投手や好打者が誕生した。いつの時代も、故郷のヒーローたちは、高校野球ファンを感動に導き、心を揺さぶってきた。そんな13人を紹介する。

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■太田幸司
三沢(青森)/第50・51回
第51回大会決勝では、松山商の井上明と延長18回引き分け再試合を投げ抜いた。緊迫のゼロ行進に、国民は釘付けとなった

■沢村栄治
京都商(京都/第20回
戦火に散った、球史に残る伝説の大投手。全日本の一員として、米大リーグ選抜のベーブ・ルースらから三振を奪った

■王貞治
早稲田実(東京/第38・39回
2年生で迎えた第39回大会、2回戦で延長11回を投げ抜きノーヒットノーランを達成。延長戦に入っての記録は唯一となる

■川上哲治
本工(熊本/第20・23回
“打撃の神様”の中等学校(旧制)時代は、攻守の要としてチームを2度の準優勝に導いた。甲子園の土を持ち帰った最初の人物といわれる

■尾崎行雄
浪商(大阪)/第42・43回
夏春夏と3季連続で対決した法政二との東西横綱対決を第43回大会で制した“怪童”。その後中退し、プロ入り後も活躍した

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