国内観測史上最高気温を更新した埼玉県熊谷市。ボードの前ではポーズをとる子どももいた (c)朝日新聞社
国内観測史上最高気温を更新した埼玉県熊谷市。ボードの前ではポーズをとる子どももいた (c)朝日新聞社
ドラッグストアで売れている商品TOP10(週刊朝日 2018年8月10日号より)
ドラッグストアで売れている商品TOP10(週刊朝日 2018年8月10日号より)

 今年の暑さは異常です。埼玉県谷市では国内の観測史上最高となる41.1度を7月23日に記録。熱中症による救急搬送が各地で相次いでいます。猛暑を乗り切るには冷房はもちろん、暑さ対策グッズも必要です。冷却スプレーやひんやりシートなど身近なモノを中心に、本当に売れている商品を紹介しましょう。

【図】猛暑の必需品はコレ!ドラッグストアで売れている商品TOP10

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 暑さ対策グッズは化粧品から雑貨、おもちゃまでいろいろ。全国のスーパーやドラッグストアなどには特設コーナーができていて、買い物客でにぎわう。

 どれを選んでいいかわからない人も多いので、売れ筋の商品を見ていこう。まずはドラッグストアで売れているものだ。

 全国のドラッグストアで売れている主な暑さ対策商品について、まとめた。

 市場調査会社の「True Data」の販売数量の調べでは、一番売れているのは桐灰化学の「熱中対策 シャツクール 冷感ストロング」。

 服にスプレーすると冷感コート効果でひんやりする。わきや背中など、汗をかきやすい部分にかけるのが効果的だ。100ミリリットルと大容量の280ミリリットルのものがある。桐灰化学によると、100ミリリットルで前年同期比2.8倍、280ミリリットルで2.4倍の売れ行き。

 2位は白元アースの「アイスノン 瞬間爆冷スプレー ミントの香り」(70ミリリットル、380ミリリットル)。服にスプレーするとマイナス30度以下の冷気が出てきて瞬時に冷感がある。汗臭さを消し、爽やかな香りが広がる。6月末から7月初旬にかけて販売数量が倍増するほど勢いがある。

 3位は「アイスノン 頭を冷やすスプレー」(95グラム)。表を見るとわかるように、白クマのイラストが涼しさを感じさせる。

 4位と5位、7位はアイスノンの首もとを冷やす商品。

「首もとひんやり氷結ベルト」は、冷凍庫で凍らせるとカチカチに硬くなる氷結ゲルが2個入っている。氷結ゲルを入れ替えて使うことで、冷たさが持続する。「首もとひんやりループ」や「首もとひんやりスカーフ」は、凍らさずに水にぬらして装着するだけ。水分を保持する“高吸水性繊維”が使われている。首もとには太い血管があり、冷やすと効果を感じやすい。野外での作業やレジャー時などに活用するといいだろう。

 アイスノンシリーズはTOP10に5商品が入った。白元アースによると、今期の販売計画をすでに達成したという。

 桐灰化学も負けてはいない。6位に「熱中対策 シャツクール激冷ジェット」(140ミリリットル)、8位に「熱中対策 帽子ひんやりシート」、10位に「熱中対策 首もと氷ベルト 強冷却タイプ」が入った。帽子ひんやりシートは汗や熱を吸収し、外に発散する。首もと氷ベルトは、凍らせたジェルパックと水にぬらしたカバーをあわせて使うことで、肌に密着し冷たさを強力に伝える。

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