日本代表監督に就任した森保一氏(撮影/大塚淳史)
日本代表監督に就任した森保一氏(撮影/大塚淳史)
(左から)関塚隆技術委員長、森保一代表監督、田嶋幸三会長(撮影/大塚淳史)
(左から)関塚隆技術委員長、森保一代表監督、田嶋幸三会長(撮影/大塚淳史)
日本代表監督に就任した森保一氏(撮影/大塚淳史)
日本代表監督に就任した森保一氏(撮影/大塚淳史)

 サッカーの東京五輪代表監督の森保一氏(49)が7月26日、日本代表監督に就任することが正式に決定し、都内で就任記者会見が行われた。契約はワールドカップカタール大会までの4年間。森保氏はさっそく8月中旬からのアジア大会、9月にはキリンチャレンジカップに臨む。

【写真】会見で笑顔を見せる森保一新監督、関塚隆技術委員長、田嶋幸三会長ら3人

 森保氏は同日午後6時半過ぎから、都内のホテルで就任会見をした。ネクタイにスーツ姿で、緊張した面持ちでこう切り出した。

「日本代表監督に就任しました森保一です。よろしくお願いします」

 会見に同席した日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、五輪代表との兼任になった理由として、実績と経歴をあげた。

「Jリーグで3回のチャンピオンになり、U20(20歳以下)代表から幼稚園まであらゆるカテゴリーを指導した経験があり、ふさわしい経歴です。日本代表は世代交代が待った無しの状況。彼は五輪代表と日本代表の重要な役割を担っている。世代交代を実現するためには、二つを兼ねているほうが良い」

 五輪代表監督との兼務には負担も懸念される。報道陣からの質問に、森保氏は覚悟を語った。

「東京五輪(の監督)だけでも重責だと思っていましたが、さらに代表監督も兼任することで、自分がやれるのかなと思ったが、これをやることで日本サッカーの発展につながる。大変な仕事になるけど、発展のためにはなる。自分一人でやるのなら不可能だけど、ここにいる2人(田嶋会長と関塚隆技術委員長)を始めとして、日本サッカー界を支えている方々とやればやっていける。気持ちとしてうれしいとかはなかった。大変なことをやらないといけない」

 関塚技術委員長は「森保さんと議論しながら支えていきたい」とサポートを約束した。

 とはいえ、五輪代表監督も兼ねることでスケジュールはハードだ。

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