津田大介「報道メディアとの共存めざすグーグル」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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津田大介「報道メディアとの共存めざすグーグル」

連載「ウェブの見方 紙の味方」

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津田大介週刊朝日#津田大介
津田大介(つだ・だいすけ)/1973年生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ウェブ上の政治メディア「ポリタス」編集長。ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られる。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)

津田大介(つだ・だいすけ)/1973年生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ウェブ上の政治メディア「ポリタス」編集長。ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られる。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)

グーグル・ニュース・イニシアチブ(GNI)を紹介するホームページ

グーグル・ニュース・イニシアチブ(GNI)を紹介するホームページ

 ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られるジャーナリストでメディア・アクティビストの津田大介氏。グーグルが今年発表した、3億ドルを投入する取り組みについて解説する。

【写真】グーグル・ニュース・イニシアチブ(GNI)を紹介するホームページの画面

*  *  *
 多くの報道メディアがインターネット時代のビジネスモデルを確立できず、窮地に立たされている。その一方で、成長を遂げたインターネットのプラットフォームは、フェイクニュースや扇情的なものなど、低品質な情報の蔓延(まんえん)に頭を悩ませている。まさに今、高い品質の報道とインターネットを融合させる方法論が必要とされているのだ。

 グーグルは今年3月、「グーグル・ニュース・イニシアチブ(GNI)」を発足し、「デジタル時代のジャーナリズムの未来を切り開く」ためだとして、報道業界とのコラボレーション推進を鮮明にした。

 3年間で3億ドル(約340億円)もの予算が投じられるGNIは、質の高いジャーナリズムの強化、持続的成長を可能にするビジネスモデルの構築、報道機関によるテクノロジー利用の促進という三つの目標を掲げている。報道メディアが持続可能な収益を確保し、ジャーナリズムに専念できるよう支援することで、インターネットの情報環境を改善することが狙いだ。

 そのGNIが7月9日、「信頼性の高いニュース動画」の提供に向けて、2500万ドル(約28億円)の予算を投じる複数の取り組みを発表した。その多くは、ユーチューブに関連したものだ。


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