麻原死刑囚の元弁護士が語った疑問 元信者「死刑のニュース速報で震えが来た」 埋葬先が聖地化?  (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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麻原死刑囚の元弁護士が語った疑問 元信者「死刑のニュース速報で震えが来た」 埋葬先が聖地化? 

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今西憲之週刊朝日#オウム真理教

死刑が執行されたオウム真理教の元代表・松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚 (c)朝日新聞社

死刑が執行されたオウム真理教の元代表・松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚 (c)朝日新聞社

地下鉄サリン事件 サリンがまかれた丸の内線の車両のシートを外に持ち出して、掃除する営団地下鉄の職員(c)朝日新聞社

地下鉄サリン事件 サリンがまかれた丸の内線の車両のシートを外に持ち出して、掃除する営団地下鉄の職員(c)朝日新聞社

 法務省は6日、1995年3月の地下鉄サリン事件など計13事件で27人を死なせたとして、オウム真理教元代表の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(63)ら7人の教団元幹部の死刑を執行したと発表した。松本死刑囚の他、死刑が執行されたのは、遠藤誠一(58)、土谷正実(53)、新実智光(54)、井上嘉浩(48)中川智正(55)、早川紀代秀(68)の6人。

【写真】サリンがまかれた車両のシートを外に持ち出して、丁寧に掃除する営団地下鉄の職員たち

 今回、死刑が執行されたのは坂本弁護士一家殺人事件に関与した死刑囚で、「1つの事件で複数の死刑が確定した場合、原則、同時に執行することになっている」(法務省関係者)という。その原則に沿っての執行とみられる。

 オウム事件の死刑囚が収容されている、ある拘置所の関係者はこういう。

「最近、刑場の清掃などが頻繁に行われていて、近いのかなと拘置所では話題になっていた」

 死刑囚の裁判の焦点はなぜオウム真理教事件が起こったのか、だった。麻原死刑囚は「弟子が起こしたことで、自分は知らない」と無罪を主張していた。

 その後、麻原死刑囚は法廷で意味不明な発言を連発。裁判の進行に支障をきたすようになり、麻原死刑囚が一連のオウム真理教事件の真相が語られることはなかった。

 かつてオウム真理教の信者で麻原死刑囚にも直接、仕えたことがある元信者はこう証言する。

「麻原死刑のニュース速報を見たときは、ぶるっと震えが来た。ついにこの時が来たのか、と複雑な思いでした。これで勢いづくのは、アレフでしょう。麻原を神格化して、お墓を聖地として信者獲得を目指すのではないか。麻原の亡骸を誰が引き取りどう扱うか、そこが注目ではないでしょうか。私は麻原に実際に仕えていました。当時はマインドコントロールされていたので神だと思っていた。今も鮮明に覚えているシーンがある。麻原はメロンが好物で差し入れがあると嬉しそうにメロンを頬張ります。その姿は、ひげがぼうぼうに伸びた、ただのおっさん。とても、教祖、神というような人物ではなかった。今もなぜマインドコントロールされてしまい、重大な犯罪を次々に起こす教団に入ってしまったのか、悔いるばかりです」

 1審の途中まで麻原死刑囚の国選弁護士だった安田好弘弁護士は本誌に対し、こう話していた。


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