浜辺美波（はまべ・みなみ）／２０００年生まれ、石川県出身。１１年、第７回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞受賞。映画「君の膵臓をたべたい」（１７年）で第４１回日本アカデミー賞新人俳優賞ほかを受賞。１８年、連続ドラマ「賭ケグルイ」に主演。連続ドラマ「崖っぷちホテル！」（日本テレビ系）は、毎週日曜２２時３０分から放送中。公開待機作に映画「センセイ君主」（８月１日公開予定）がある。（撮影／ 馬場道浩、スタイリング／武久真理江、ヘア＆メイク／鎌田順子、アートディレクション／福島源之助＋ＦＲＯＧ　ＫＩＮＧ　ＳＴＵＤＩＯ）

浜辺美波（はまべ・みなみ）（撮影／ 馬場道浩、スタイリング／武久真理江、ヘア＆メイク／鎌田順子、アートディレクション／福島源之助＋ＦＲＯＧ　ＫＩＮＧ　ＳＴＵＤＩＯ）

　繊細な美少女のイメージだが、浜辺美波が現在演じているのは空気を読めない新人パティシエの鳳来ハル。放送中のドラマ「崖っぷちホテル！」で、中村倫也演じるシェフとの掛け合いが話題を呼んでいる。

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「ハルちゃんはザ・B型という女の子。私もB型でマイペースなので、似ているなと思いました。Tシャツが後ろ前だったり、靴下が左右逆でも、気にならないんです（笑）。でも演じるうちに、あえて空気を読まず大勢の前で発言できるハルちゃんは、私よりずっと勇気があるんだと思いました」

　芸能界入りは10歳。母が見つけたオーディションを、「どこまで通過できるか」という好奇心で受けたところ入賞。わけがわからぬまま現場に通ううちに「できなくて悔しい」という気持ちが生まれ、やがてそれは楽しさに変わっていった。

「今の目標は、ずっと女優を続けていくこと。役に寄り添える女優でありたい」

　最近は家事にも興味を持ち始め、自分で身の回りのことをこなすのが楽しくて仕方ないと語る。

「掃除や洗濯はストレス解消になります。得意料理はナムルと味噌汁。自炊するようになってから、体調もすごくいいんです」

　まだ17歳。はかなげなように見えて、驚くほどのパワーと可能性を秘めている。

（本誌・野村美絵）

週刊朝日 2018年6月22日号

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