原点はウッドストック 世界のロッカーが「会いたい」写真家 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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原点はウッドストック 世界のロッカーが「会いたい」写真家

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菊地陽子週刊朝日
鋤田正義(すきた・まさよし)/1938年生まれ。福岡県出身。主な写真集に『T.REX 1972』、デヴィッド・ボウイの『氣』、映画「ミステリー・トレイン」「ワンダフルライフ」「波」などがある。今年は、ローマやアムステルダムの美術館で写真展を開催予定(撮影/写真部・小原雄輝)

鋤田正義(すきた・まさよし)/1938年生まれ。福岡県出身。主な写真集に『T.REX 1972』、デヴィッド・ボウイの『氣』、映画「ミステリー・トレイン」「ワンダフルライフ」「波」などがある。今年は、ローマやアムステルダムの美術館で写真展を開催予定(撮影/写真部・小原雄輝)

 ロックが世の中を変えるかもしれない──。1969年夏、ニューヨーク郊外で開催されたウッドストック・フェスティバルに40万人もの若者が熱狂したという記事を目にしたとき、写真家の鋤田正義さんはそんな予感がしたという。広告会社に勤務しファッションポートレートを中心に撮影していた鋤田さんは、翌70年の夏休みに、単身ニューヨークに渡った。ウッドストックの“熱”や“勢い”を、どうしても自分の目で確かめたかった。

「それまでは、音楽はジャズが好きでよく聴いていました。でも、ウッドストックは若者が自発的に始めたイベントだと知って、自分も何かやらなくちゃと思った。その年に開催された大規模な音楽イベントのトリはジミ・ヘンドリックス。もう日はとっぷりと暮れていましたが、彼の雄姿を何とかカメラに収めることができたんです」

 72年には、T・レックスを撮りにロンドンに渡った。そこで、まだ無名だったデヴィッド・ボウイのポスターを見つけたとき、「彼は何者だ?」と、不思議と心がざわめいた。

「宿泊していたホテルの若いスタッフに、ボウイのことを聞きまくりました(笑)」

 以来、ロックミュージシャンを撮影することが、鋤田さんのライフワークになった。


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