「五月病」にならないための考え方 精神科医が教える習慣とコツ (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「五月病」にならないための考え方 精神科医が教える習慣とコツ

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近藤昭彦週刊朝日#ヘルス#病気

いつも100点でなくても、たまには80点でもいい(※写真はイメージ)

いつも100点でなくても、たまには80点でもいい(※写真はイメージ)

 新しい仕事や職場に適応できず、不安感や抑うつ感に見舞われる「五月病」。どのような人がなりやすいのか、どのような生活習慣が五月病の引き金になりやすいのか、などをチェックして先手をうつことで、五月病の「予防」につなげることが可能になる。そのポイントを精神科専門医に聞いた。

*  *  *
 五月病は適応障害の一つであり、近年では、新しい職場や仕事に適応できない人など、職場で多くみられるようになった。人形町メンタルクリニック・院長の勝久寿医師は五月病になりやすいタイプとして、「もともと、まじめで完璧主義の人に多いのは明らかでしたが、次のような人も要注意です」と指摘する。

■五月病になりやすいタイプ

・まじめ
・完璧主義
・プライドが高い(自分が一番できる)
・(反対に)自己評価が低い(どうせ私にはできない)
・悲観的に考えがち(また、失敗するかも)
・職場内や家族、友人にサポートしてくれる人がいない
 ※サポートがあると、本人へのストレスの影響が弱まる
・睡眠時間や食事時間を中心に生活のリズムが乱れている
・人間関係が希薄(友人がいない、少ない)
・趣味や運動など、ストレス解消につながる習慣がない
・アルコールやギャンブルへの依存傾向が強い

 以上の該当項目を減らせば、五月病になりにくくすることも可能である。生活を規則正しくする、「いつも100点でなくても、たまには80点でもいい」などと考え方も見直し、自分でできる範囲で該当項目を減らすことが重要である。なかでも、五月病予防を始め、メンタルヘルスの向上に勝医師がとくにすすめるのは、自分の精神的な支えとなる「柱(居場所)」をできるだけ多くもつことである。

「仕事だけが柱となっている生活では、五月病をはじめ、仕事上のトラブルを抱えると途端に柱がなくなり、心の不調を招く恐れがあります。これに対して、家庭をはじめ趣味や運動なども含め複数の柱をもっていれば、一つがうまくいかなくなっても、ほかの柱で健康なメンタルを維持できることになります」


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