有言実行の池江璃花子選手(c)朝日新聞社
有言実行の池江璃花子選手(c)朝日新聞社

「このまま東京(五輪)まで突っ走りたい」

 先月の競泳日本選手権で出場4種目全てで日本新記録を出した池江璃花子(17)の言葉だ。大会初日から最終日まで計6回、ほぼ毎日のように日本新記録を出すというスーパーウーマンぶりだった。

「去年末の短水路でも日本新記録を出していたし、今年の2月ごろにも日本新を出して、今回の日本選手権で自己ベストを出すのは想定内でしたが、大幅に更新したので驚きました。東京五輪でのメダル獲得が現実的になってきましたね」(ベテラン記者)

 去年までと比べて体が大きくなり、パワーがついたと言われる池江。身長172センチ、体重57キロのJKは間近で見た記者によると「意外と細く感じる」そう。が、実際は日本製の洋服が着られないほど肩回りの筋肉が大きく、それはストイックな練習の賜物らしい。

「『去年悔しかったのが一番』と言ってましたが、1年前の日本選手権では5冠だったものの日本新がなく、夏の世界選手権でも100メートルバタフライで6位と思ったような成績を挙げられず、その悔しさから練習したそうです。週2回の筋トレを行い、去年末と今年に入ってからも海外で高地合宿をしてましたからね」(同前)

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