北原みのり「露骨なアイと媚は“猥褻”の域」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「露骨なアイと媚は“猥褻”の域」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

北原みのり氏は、佐川氏の証人喚問をどう見た?(※写真はイメージ 撮影/写真部・松永卓也)

北原みのり氏は、佐川氏の証人喚問をどう見た?(※写真はイメージ 撮影/写真部・松永卓也)

 作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回は、森友問題で行われた証人喚問と安倍昭恵夫人について。

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 ♪だ〜れもいないと思っていても、どこかでどこかでエンゼルは~、いつでもいつでも眺めてる~、ちゃんとちゃんとちゃんとちゃんとちゃちゃーんと眺めてる〜♪

 30年ほど前まで流れてた森永製菓のテレビCMの歌詞だけど、こう文字にして読むと、ひたひたと恐怖が近づいてくるようで震える。まるで予言の書のように、森永製菓のご令嬢は、ちゃんとちゃんと眺められ続けてきたのかも。

 心乱される春である。国税庁長官を辞任した日の記者会見、佐川氏は冒頭で「確定申告期間中に辞職ということになったことについてお詫びを申し上げます」と頭を下げていたけど、謝るのはそこじゃないでしょ。しかも最大に緊迫している状況で、これ以上ない役人的挨拶に思わず噴き出したが、その滑稽さを「笑わせない」圧迫感を佐川氏は全身から放っていた。多分、そうやってこれまで生きてこられたんだろう。囲み取材で後方からの質問に、懸命に首を伸ばして記者を探す姿は慇懃で滑稽だが、質問を受ける最中、あごをあげ目をつむるさまはマウンティングっぽい。客観性があるのかないのか、国会で嘘をつき続けた大胆さと、そこはかとなく漂う小物感と、安倍さんを守るためだけに立つ証人喚問でのしぶとさと、人間っぽくない瞬きしない目。このひと月、佐川氏にいろいろ攪乱させられてる。


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