気を取り直して、最初に話した理恵さん(仮名)に同様のメッセージを送ってみたら、今度は「行きましょう!」と返ってきた。そして数週間後に一緒に食事を楽しんだ。後に続くかはわからないが……。

 さて、街コンジャパンを運営するリンクバルの担当者によると、こういった街コンイベントが増えてるそうだ。街コンジャパンで掲載されているイベントは、2017年は約11万件で前年比5割増で、イベント参加者数は17年は約98万人で前年比3割増と急拡大しているという。参加者の年齢層は、25~29歳が全体の半数を占め、30~34歳が次いで約25%だという。今回驚いたことに、大学生も参加していた。

 また、今回記者が参加した独身男女が参加する単なる恋活イベントもあれば、共通の趣味で楽しむ恋活イベントもある。離島で1泊2日したり、スポーツ、アニメ、美術などと趣味ごとの恋活イベントもあれば、シングルファザーとシングルマザー向けのイベントもある。ひと昔前の単なる街コンイベントから、より細分化して、楽しめるようになってきている。

 最後に、初参加した男性記者の感想をもとに、もし一度参加してみたいと思った男性読者(女性でも)がいれば、参考になりそうなことを書き記しておきたい。

1、一人で参加するなら羞恥心を捨てるべし。
2、初参加するなら1回目は慣れるための勉強と思うべし、2回目以降からが本番。
3、友人と参加した方がやっぱり良い。
4、LINEを交換しても顔と名前はお互いに覚えていない。思い出してもらえるような特徴を相手に植え付けよう。
5、期待はしすぎず、何かあったらラッキーぐらいが精神的ダメージは深くない。

 出会いを求めてるのなら、ぜひ体験してみてはいかが。

※週刊朝日オンライン限定記事