最期は「自然の麻酔」がかかる…医師が説く「意味のない治療」とは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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最期は「自然の麻酔」がかかる…医師が説く「意味のない治療」とは

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口から食べられなくなったらどうしますか(※写真はイメージ)

口から食べられなくなったらどうしますか(※写真はイメージ)

 大病院から特別養護老人ホームの常勤配置医に転じた石飛幸三医師。著書『「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか』(講談社、2010年刊)では、病院で胃ろうなど延命治療が蔓延していた状況に怒りを覚え、ホームで自然死を広める「改革」を進めた。現在の終末医療の在り方をどう見るのか石飛医師に聞いた。

*  *  * 
 病院勤務の頃は延命治療の権化のようなものでした。元戦犯なんですよ、俺は。

 病院の後の世界はどうなっているんだろうと思って70歳でホームへ来たけど、ひどかったね。胃ろうを作られて、ただ生かされているお年寄りがいっぱいいた。体が受け付けないのに、無理やり栄養をとらされている。本人を苦しめるだけなんだよね。

 8歳年上の認知症の女房に胃ろうをすすめられて拒否した夫が、自ら懸命に食事介助を行い、口からお茶ゼリーを食べさせた姿に皆が感動した。それが火をつけたんですよ。


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