倍率やや下がるも狭き門 2018大学入試「医学部」編 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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倍率やや下がるも狭き門 2018大学入試「医学部」編

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庄村敦子週刊朝日#大学入試

東大医学部教育研究棟(c)朝日新聞社

東大医学部教育研究棟(c)朝日新聞社

2018年国公立大医学部(医学科、前期)の志願状況 その1(週刊朝日 2018年2月16日号より)

2018年国公立大医学部(医学科、前期)の志願状況 その1(週刊朝日 2018年2月16日号より)

2018年国公立大医学部(医学科、前期)の志願状況 その2(週刊朝日 2018年2月16日号より)

2018年国公立大医学部(医学科、前期)の志願状況 その2(週刊朝日 2018年2月16日号より)

 医師になりたい人が増える中、医学部への合格は年々難しくなっている。2018年度の国公立大医学部の一般枠の志願者数は前年と比べ微減になる見込みだが、最難関であることに変わりはない。学費を下げた私大医学部の人気も高く、狭き門が続きそうだ。

【図表でみる】2018年国公立大医学部の志願状況はこちら

 駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一部長は、まだ志願者数が確定していないため、センター試験自己採点集計の「ベネッセ・駿台データネット」の結果をもとに、こう分析する。

「データネットの対前年指数をみると、国公立大の医学部医学科の一般枠は95とやや減少しています。1月31日夜の出願状況をみると、難関大医学部を敬遠する傾向があるように思います」

 今年度から面接が課される東大理IIIは2月1日17時時点で450人。出願締め切り日の夜の時点では、2段階選抜が行われない志願者数だったが、駆け込み出願で4.6倍となった。

 志願者には試験科目数や定員などの増減に加え、前年の志願者数も大きく影響する。前年が減った大学は翌年増え、増えた大学は翌年減る傾向があることを「隔年現象」と呼ぶ。例えば徳島大では2012年度以降の志願者数は、346人→550人→260人→588人→174人→264人→196人(1月31日17時現在)と増減を繰り返している。

 この隔年現象で弘前大、金沢大が増加している。

「弘前大は昨年、2段階選抜の実施を発表したため、志願者が減少しました。実際には2段階選抜が行われなかったため、その反動もあって、増加しています」(石原部長)

 千葉大、信州大、奈良県立医科大は隔年現象で減少している。2段階選抜を導入する浜松医科大、愛媛大、山口大も減った。

「山口大は2段階選抜の導入に加え、理科1科目から2科目と負担増になったため、大きく減少しました」(同)

 志願者が減る傾向がある2段階選抜を実施する大学が増えているのは、人数を絞り込み面接に時間をかけて、医師としての資質などをじっくりと確認したいからだ。


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