鈴木おさむが「えーーーー!?」 “30代で悩むことは、80代でも悩む”? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木おさむが「えーーーー!?」 “30代で悩むことは、80代でも悩む”?

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

「生きていく」ということが強く印象に残る作品が多かった(※写真はイメージ)

「生きていく」ということが強く印象に残る作品が多かった(※写真はイメージ)

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「今悩んでることは、80歳になっても悩む」をテーマに送る。

*  *  *
 毎年、年末にNHK「ドキュメント72時間」で1年に放送されたものの中から「もう一度見たい作品」をランキング形式で紹介する長時間番組があり、ありがたいことに毎年、出演させてもらっている。司会の山田五郎さんと話したのだが、2017年は特に「生きていく」ということが強く印象に残る作品が多かった。

 3位に選ばれた「海が見える老人ホーム」。ここは、ちょっとセレブ感感じる老人ホーム。

 そこで様々なご年配の方々を追っていくのだが、みな、今を生きている。正直、老人ホームの密着とかドキュメントを見ていても、どっか他人事感があった。自分の親のことを考えることはあったが、「自分がこういうところに入って生活する」なんてことはまったく考えたことはなかった。が、番組内に出てきた80代のお爺ちゃんの一言が、僕的にはなかなか衝撃だった。「みんな早く逝きたいって言うのに、病院行くでしょ?」。その通り。いいタイミングで死にたいとか言ってるけど、いざ病気になると病院に行く。で、そのあとの言葉である。「30代で悩んでることは、80代になっても悩むんだよ」。えーーーー!?

 これには山田五郎さんも衝撃だと言っていた。ってことは、45歳で今、悩んでることってあと35年後も悩むの?

 ふと冷静に考えてみる。僕は45歳になった。20歳の頃って、45歳ってもっと大人だと思っていた。だけど、実際に45になると、20歳の頃より許せないこととか腹の立つことも多い。では、逆に僕より先輩の60代の人たちのことを考えてみると。年を重ねていくと、いろんな欲が一個ずつ抜けていくのかとか思ったら、そんなことない。むしろ手に入れたものを手放したくないと思ってる人が多い。  


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