2日は一般参賀。天皇の「お出まし」は午前10時10分、午前11時、午前11時50分、午後1時半、午後2時20分の5回。2回目までが両陛下と成年皇族方、3回目からは両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と眞子さまが現れる。「滞在時間は5回とも変わりません。ただ、後半になるほど人出が多い傾向にあり、その分、お手ふりをする時間が長いようにも感じます」(皇室ジャーナリスト)

 宮内庁によると、2017年の参賀者は9万6700人と、平成以降は1994年の約11万1700人に次ぐ多さだった。18年は皇室を離れる眞子さまの最後の姿を見ようと、前年以上に参賀者が増えることも見込まれる。

 3日は皇位の起源を祝し、国家や国民の繁栄を三殿で祈る「元始祭」。4日は皇室の祭祀をつかさどる掌典長が伊勢の神宮と宮中祭事について天皇に説明する「奏事始」。昭和天皇の命日である7日は「昭和天皇祭」。18年1月10日は、明治天皇が学問奨励のために定めたとされる、人文科学や社会科学、自然科学分野の専門家から説明を受ける「講書始」。12日は「歌会始」で、お題は「語」。松の内が過ぎても、休まる暇はない。

週刊朝日 2018年1月5-12日合併号