東京はこの店! 全国の天丼屋を巡る佐野史郎も衝撃の一品 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東京はこの店! 全国の天丼屋を巡る佐野史郎も衝撃の一品

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まさる東京都台東区浅草1-32-2/営業・11:00~14:45L.O*時間前でも材料がなくなり次第終売/休日・水(材料が入らない日は臨時休業)*年末は12月28日まで、年始は1月3日から(撮影/写真部・小原雄輝)

まさる
東京都台東区浅草1-32-2/営業・11:00~14:45L.O*時間前でも材料がなくなり次第終売/休日・水(材料が入らない日は臨時休業)*年末は12月28日まで、年始は1月3日から(撮影/写真部・小原雄輝)

大入 江戸前天丼納得いく素材が手に入らない時は店を開けない、材料がなくなり次第終了、というこだわりぶり。揚げ油には上品な香りの玉締め胡麻油を使用。メニューは江戸前天丼(車海老、アナゴ、キス、メゴチ)のほか、上質な車海老がたくさん入った時だけ車海老天丼を出すことも。江戸前天丼3700円、味噌汁は200円。税込み(撮影/写真部・岸本絢)

大入 江戸前天丼
納得いく素材が手に入らない時は店を開けない、材料がなくなり次第終了、というこだわりぶり。揚げ油には上品な香りの玉締め胡麻油を使用。メニューは江戸前天丼(車海老、アナゴ、キス、メゴチ)のほか、上質な車海老がたくさん入った時だけ車海老天丼を出すことも。江戸前天丼3700円、味噌汁は200円。税込み(撮影/写真部・岸本絢)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、俳優・佐野史郎さんの「まさる」の「大入 江戸前天丼」だ。

【写真】「大入 江戸前天丼」はこちら

*  *  *
 天丼が大好物なんです。出会いは8歳のころでした。家族で外出するはずの日に両親が喧嘩。母は弟を連れて実家へ行き、僕は父と出かけたんですが、すっかりひねくれてしまって。父は機嫌を取ろうと思ったのか、松江城のお堀端の天丼屋へ連れていってくれたんです。宍道(しんじ)湖の白魚のかき揚げで知られた店でしたが、その日はネタ切れで海老が2尾だけ。ところがそれが衝撃的なおいしさ! 腹立ちと感動がないまぜになり、それ以来、天丼のとりこになりました。

 仕事で各地を訪れる時も、天丼屋を探します。天ぷら屋さんの天丼じゃあ、ダメなんです。胡麻油で揚げ、濃いめのタレが東京の特徴ですが、今はなき松江の味を思い出させてくれるのがこの店です。最上級の油のおかげで、軽い仕上がり。カリッと揚がった海老にアナゴ、キス、メゴチ。すべてその朝仕入れた江戸前の天然ものです。少々お値段が張るところも、松江と一緒。月に一度の贅沢に通いたくなる味ですが、亡き父にも一度、食べさせてあげたかったなあ。(取材・文=浅野裕見子)

「まさる」東京都台東区浅草1-32-2/営業時間:11:00~14:45L.O.*時間前でも材料がなくなり次第終売/定休日:水(材料が入らない日は臨時休業)*年末は12月28日まで、年始は1月3日から

週刊朝日 2017年12月29日号


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