カトリーヌ・ドヌーブ「親友は俳優ではないわね」 (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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カトリーヌ・ドヌーブ「親友は俳優ではないわね」

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高野裕子週刊朝日
インタビューに答えるドヌーブ(c)photo Michael Crotto

インタビューに答えるドヌーブ(c)photo Michael Crotto

 フランスの美人女優の代名詞ともいえる大女優カトリーヌ・ドヌーブ(74)。ジャン・ポール・ベルモンドやアラン・ドロンら多くの共演者が引退する中、バリバリの現役で活躍する。その大女優にインタビューしてみると、気さくで相手に親身になって話す、とても腰の低い人だった。

 若い頃はクール・ビューティーの元祖的存在で70歳を過ぎても美しさは失われていない。最新作の「ルージュの手紙」は、助産師でシングル・マザーのクレールと、ドヌーブ演じる継母のベアトリスが30年ぶりに再会。性格、生活、世代の異なる2人の間に次第に友情と家族愛が生まれるが、自由奔放、お酒とギャンブル好きな継母は、余生が短い……。ドヌーブの演技が絶妙で笑いを誘う。

*  *  *
──とても素晴らしい映画でした。この映画はあなたにとってどんな意味がありますか?

 友情についての映画だと思うの。2人の女性はとても奇妙な境遇で再会する、というのも重要な点だわ。それぞれの女性の反応、相手を受け入れようとする努力、ベアトリスの周囲や環境に溶け込もうとする努力など、そのあたりが見どころだと思う。

──2人の接点であるベアトリスの元夫について、映画ではあまり触れませんね。

 それはあまり重要じゃないからだと思うの。2人の関係にはあまり関係してこないから。大切なのは2人の女性と2人の置かれた状況で、それにどう反応するかという点なの。助産師としてクレールが出産に立ち会うとき、彼女は生のマスターである。すべてを知り尽くしている。ところがベアトリスの前に立つと、何をしていいのか全くわからず途方にくれる。自分でも理解できない行動をしてしまう。苦境に追い込まれ、自分では絶対に受け入れないと思っていたことを受け入れてしまうの。

──死を宣告された女性を演じるのは大変で心の闇をひきずることになった?


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