幸せのハードルは低いほうがいい? 小林聡美の“幸福の秘訣” (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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幸せのハードルは低いほうがいい? 小林聡美の“幸福の秘訣”

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菊地陽子週刊朝日
小林聡美(こばやし・さとみ)/1965年生まれ。東京都出身。ドラマ「やっぱり猫が好き」「すいか」「山のトムさん」、映画「転校生」「かもめ食堂」「めがね」「プール」など出演作多数。最新刊は『ていだん』(中央公論新社)(撮影/岡田晃奈)

小林聡美(こばやし・さとみ)/1965年生まれ。東京都出身。ドラマ「やっぱり猫が好き」「すいか」「山のトムさん」、映画「転校生」「かもめ食堂」「めがね」「プール」など出演作多数。最新刊は『ていだん』(中央公論新社)(撮影/岡田晃奈)

 小林聡美さんの周りには、いつも、ゆったりした時間が流れている。

 たとえば天気のいい日。空を見上げ、「今日は空がきれいだ」と思う。そんなささやかな日常に、しみじみとした幸福を感じるのだそうだ。

「私は幸せのハードルが低いんでしょう。無事に一日が終わるだけで、喜びを感じます(笑)」

 仕事に関しても、「もっとこういう仕事をしたい」「これはやりたくない」など、希望を伝えることはない。自分のことをわかってくれている仲間を信頼し、どんな役を引き受けるかは、すべて一任している。

「私が事務所に伝えることは、『この時期は休みたい』とか、そういう自分の都合に関することだけです(笑)。たぶん若い頃は、“こんな役を演じてみたい”とか“この人と仕事がしてみたい”とか、それなりに考えていた時期はあったと思います。でも、仕事を続けていく中で、“あ、そういうことではないんだな”と気づいたので。今はもう、すべて流れに任せて」

 10~20代の頃は、仕事の現場で、居心地が悪かったり、芝居がうまくいかなくて落ち込んだりすることもしょっちゅう。そんなときは、きまって腹痛になった。

「でも、私がどんなにつらいと感じていても、周りにはそういうふうに見えないみたいで、たとえば現場で、自分ではすごく深刻な状態になっているのに、『本当に何も考えてないよね』と言われたりとか(苦笑)。でも経験を積む中で、“ここはそんなに深刻に考えなくていいのかな”とか、徐々に思えるようになってからは、ラクになりました。大勢の人が関わっている仕事なんだから、“これは自分だけの責任じゃない”と、肩の力を抜いて」


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