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日馬富士暴行で朝青龍派、旭鷲山派の調停失敗? 貴乃花の暴走で大混乱

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週刊朝日

謝罪のため貴乃花部屋を訪れた日馬富士(左)と伊勢ケ浜親方 (c)朝日新聞社

謝罪のため貴乃花部屋を訪れた日馬富士(左)と伊勢ケ浜親方 (c)朝日新聞社

州場所前、貴乃花部屋が宿舎を構える福岡県田川市の市役所を訪れた貴ノ岩(左)、弟弟子の貴景勝(中央)、貴乃花親方。貴ノ岩はこの1週間前に暴行を受けたとされる  (c)朝日新聞社

州場所前、貴乃花部屋が宿舎を構える福岡県田川市の市役所を訪れた貴ノ岩(左)、弟弟子の貴景勝(中央)、貴乃花親方。貴ノ岩はこの1週間前に暴行を受けたとされる  (c)朝日新聞社

 大相撲界を揺るがす横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)による貴ノ岩(27=貴乃花部屋)への暴行問題は、複雑怪奇な展開となっている。

【写真】暴行を受けた後、貴ノ岩は貴乃花親方と一緒に市役所を訪問していた

 当初、貴ノ岩はビール瓶で頭を殴られたと報道され、貴ノ岩から電話で話を聞いたというモンゴル在住の兄も、メディアの取材に「素手やビール瓶などで殴った」などと答えていた。

 ところが、現場に同席していた白鵬が報道陣の取材に「ビール瓶は持ったが、手から滑り落ちた」と、この説を真っ向から否定。情報が錯綜しているのだ。

 暴行があったのは10月26日未明。鳥取市内で行われたモンゴル出身力士らの飲み会の、2次会で訪れた店の個室だった。日馬富士が貴ノ岩の先輩力士に対する態度を注意した際、貴ノ岩が携帯電話を操作しようとしたことで、日馬富士の怒りに火がついたという。当日の様子を知る関係者はこう証言する。

「本当に頭にガチンと当たったかはわからないが、日馬富士がビール瓶を持って殴りかかった。マイクや灰皿なども使っていた。年下の照ノ富士らが止めに入るが聞かず、『止めろ』と下の者に命じていた白鵬が立ち上がって制止しようとしたが、日馬富士は『うるさいよ』などと手を振り払い、さらに貴ノ岩を殴ろうとした。何人もが止めに入り、2人を分けてようやく収まった」

 テーブルや床にビール瓶や皿が散乱するなど、店は騒然。貴ノ岩は頭から血を流しており、憤慨した様子だったという。

「やられた貴ノ岩は相当怒っていて、『くそ、痛えよ』『訴えてやる』などと断片的に日馬富士に言っていた。白鵬が間に割って入って日馬富士を引き離した」(前出の関係者)

 白鵬によると、酔いのさめた日馬富士は冷静になり、貴ノ岩に謝罪。両者は表面上、和解したという。

 だが、それで事態が収束するはずもなかった。前出の関係者が説明する。

「怒りが収まらない貴ノ岩はモンゴルの兄や友人に文句を言い、やがて朝青龍(元横綱)と旭鷲山(元小結)の知るところとなった。2人は以前から仲が悪く、朝青龍が日馬富士を擁護、旭鷲山は貴ノ岩を支援する側に分かれたことも情報が混乱している原因です。その後、和解が図られたものの、両グループの対立もあってしこりが残り、やがて貴ノ岩の師匠である貴乃花親方や他の親方らの耳にも入ったようだ」


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