室井佑月「あの党の動き」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

室井佑月「あの党の動き」

連載「しがみつく女」

このエントリーをはてなブックマークに追加
室井佑月氏は都議選で自民党の意外な弱さに気付いた(※写真はイメージ)

室井佑月氏は都議選で自民党の意外な弱さに気付いた(※写真はイメージ)

 都議選で自民党の意外な弱さに気付いた作家の室井佑月氏は、これからの政局に注目する。

*  *  *
 都議選でわかったことは、公明党の協力がないと、自民党はそんなに選挙が強くないってこと。

 選挙前は、公明党抜きで勝負するいい機会だ、なんていっている自民党の議員もいたけどさ。んでもって、憲法改正に慎重な公明党なんて与党から外してしまえ、考え方の近い維新と連携すればいい、なんていっている人もいたけどさ。もうそんなことはいえないな。

 7月3日、官邸で政府・与党連絡会議が開かれた。その様子がテレビに映っていたが、公明党の山口代表がほかの自民党の方々と交ざって、難しい顔をしていた。自民党の方々と目が合うと噴き出してしまいそうだから、始終、山口さんは俯(うつむ)いておったのか?

 山口代表は神妙な面持ちで、

「国政と都政は別だと、安倍晋三首相と確認した」

 そう記者団に語った。ま、一応、ここではそういっておかないと、うるさそうだもんね。

 案の定、その2日後の5日、山口代表は記者会見で、安倍首相が意欲を示す憲法改正について、

「政権が取り組む課題ではない」

 とはっきりいったぞ。

 山口代表は憲法改正について、

〈衆参両院の憲法審査会で各党の合意をつくり、国民の十分な理解を得ることが必要だと強調。「与党の枠組みはただちに憲法の議論につながるものではない」との認識を表明した〉
〈山口氏の発言は改憲を優先課題に掲げる首相をけん制したもので、改憲論議や衆院解散戦略に影響を与える可能性がある〉(7月5日付日本経済新聞電子版)


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい