会場にいた京都竹工芸職人・小倉智恵美さんは、

「プラレールの車両の規格に合わせるというのが、今までやったことがないもので大変でした」

 と語っていた。

 他にも12分の1スケールの盆栽のプラモデル(プラッツ)があった。大阪城や伊達正宗の甲冑(かっちゅう)、スターウォーズや機動戦士ガンダムに登場するキャラクターをアルミ板で再現した組み立てモデル「メタリック ナノパズル」シリーズ(テンヨー)なども人気だ。

 童友社は、規制対象外となる本体が200グラム以下の超小型ドローンをいろいろ展示していた。

 昔ながらのおもちゃも元気だ。ハナヤマは「今、将棋がアツイ!」というコピーのポスターを掲示。連勝を続ける中学生棋士・藤井聡太4段の活躍により、同社の将棋セットが、5倍の売れ行きを見せているという。

 モグラたたきにお化け屋敷ゲーム(バンダイ)、ゲームロボット50(ハナヤマ)など、かつてのヒット商品を改良したものも、ひとつのジャンルになっている。

 少子化が進むなか、大人向けも充実している。

 バンダイが12月に発売予定の「DX超合金魂 超電磁ロボ コン・バトラーV」。全高355ミリ、5万5500円で、合体を再現、BGMやセリフなどの音声も再現することができる豪華仕様だ。

 東京おもちゃショー2017の一般公開日は、6月3日、4日の2日間(入場は無料)。最新おもちゃをみなさんも体験してみてはどうですか。(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事