「ひき肉より薄切り肉を」医師がすすめる「ドライマウス」を防ぐ食習慣 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ひき肉より薄切り肉を」医師がすすめる「ドライマウス」を防ぐ食習慣

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週刊朝日#健康
食事を変えれば、口内環境は大きく変わる? (※写真はイメージ)

食事を変えれば、口内環境は大きく変わる? (※写真はイメージ)

 唾液の分泌が減少することで、口の渇きや痛みなどの症状がみられる「ドライマウス」。病気や薬の影響のほか、ストレスや生活習慣が原因で起こることも。対症療法と生活改善で症状の緩和を目指す。

 ドライマウスとは、唾液の量が減ることで口やのどが渇く状態をいう。自覚症状で最も多いものは口やのどの渇きだが、次に多いのが「口の中の痛み」だと鶴見大学病院口腔機能診療科の中川洋一歯科医師は話す。同院のドライマウス専門外来を受診する患者では、「口の渇きがいちばん気になる」という人が約半数で、「渇きよりも痛みがいちばんつらい」という人が約3割を占めている。また、「渇きが気になる」という人のうち、約7割の人が「渇き」と一緒に「痛み」も感じているという。

「唾液には抗菌作用があり、口の中を潤すだけでなく、きれいにする役割もあります。唾液が減ると口腔内の自浄作用が低下し、雑菌が繁殖しやすくなるのです。とくに、カンジダ菌が増えると、口の中の粘膜に炎症が起こってピリピリとした痛みを感じ、口内炎もできやすくなります」(中川歯科医師)

 ほかに、口の中のネバネバ感、違和感、味覚障害、口臭などの症状がみられることもある。

 ドライマウス外来では、病気の既往歴や薬の服用の有無、生活習慣、ストレスなどについて問診し、口腔内の状態を観察するほか、唾液分泌量の検査をおこなう。痛みがある場合には、カンジダ菌の感染を調べる検査もおこなう。

 しかし、唾液の分泌量だけで単純に診断できないことも多いと中川歯科医師は言う。一般的に、「唾液の分泌量が本来の半分以下に低下すると渇きを感じやすくなる」といわれている。ただし、唾液の分泌量には個人差がある。

「検査をして唾液の分泌量は少なくないと思っても、その人のもともとの唾液量がその倍以上あったなら、渇きを感じることになります。それに、渇きや痛みの感じ方も個人差が大きく、同じように渇いていても、気になる人と気にならない人、痛みを感じる人と感じない人がいます。このように、ドライマウスはとても主観的な病気で、検査の数値だけで診断することは難しいものです。そのため医師によっても見解が異なりますが、私は、症状があって、患者さん自身が生活の中で気になったりつらいと感じたりしている場合には、ドライマウスとして治療法を検討します」(同)


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