写真のランドセルは2017年モデル。18年入学用の全ラインアップがそろうのは5月18日だが、すでに多くの親子が下見や試着に訪れている(撮影/写真部・馬場岳人)
写真のランドセルは2017年モデル。18年入学用の全ラインアップがそろうのは5月18日だが、すでに多くの親子が下見や試着に訪れている(撮影/写真部・馬場岳人)

 入学式がとっくに終わったこの時期になぜランドセル?と思ったみなさん、出遅れています! もう来春入学に向けた「ラン活」はスタートしているのです。なかでも、多くの親が憧れ、注文が殺到するのが「土屋鞄製造所」のランドセル。なぜそれほど高い人気を誇るのか、その秘密に迫りました。

【ランドセル“最高峰”の秘密 写真特集はこちら】

「ラン活」は1年前から、と言われるほど、近年加速しているランドセル商戦。なかでも憧れの存在とされるのが、土屋鞄製造所のランドセルだ。昨年も注文受付開始日には各店舗に行列ができるなど、話題を呼んだ。

「注文開始前に下見に行きましたが、店内は人でいっぱいで、試着も順番待ちでした」と語るのは、子どものランドセルを購入した女性。

「娘に6年間使ってもらいたいから、丁寧に作られていて、修理体制がしっかりしている土屋鞄を選びました」

 上質な天然皮革から、職人が約1カ月かけて完成させるランドセルには、使い勝手のよさや丈夫さ、美しさへのこだわりが、シンプルなデザインに詰まっている。

「シックな色合いのものが多く、“親好み”なのも人気の理由かもしれません」(同)

 土屋鞄に限らず、人気のモデルは夏前に売り切れてしまうことも。子どもの個性や好みに合うものを、早めに探したい。「ラン活」はもう始まっているのだ。

週刊朝日 2017年5月19日号