モテ期の男が使う「女払い棒」 春風亭一之輔が想像してみた! (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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モテ期の男が使う「女払い棒」 春風亭一之輔が想像してみた!

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

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今週のお題は、「モテ期」。(※イメージ)

今週のお題は、「モテ期」。(※イメージ)

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は、「モテ期」。

*  *  *
 前号に続いて落語の話題で恐縮です。落語家なんだからべつにいーかな。

 古典落語「宮戸川」に「女(おんな)払い棒」という棒が出てくる。架空のものだろうが、ネーミングのパンチが利きすぎている。田嶋陽子先生に聞かれたら問答無用で取り上げられて、膝でへし折られそうな棒だ。

「宮戸川」の中で半七というウブで奥手な若者に、伯父さんが説教をする。

「お前もいい若い者なんだから、たまには女の子でも連れてこいよ! 伯父さんの若い頃なんて、女が群がって表を歩けなかったんだ。『女払い棒』ってのを持って、女を追っ払って歩いたもんだっ! ワッハッハッ!!」

 と自慢話をして、半七に色事を勧める。松方弘樹から油っけを半分抜いて、刀と釣り竿を取り上げたくらいのイメージ。

 この「女払い棒」って一体どんな棒なんだ? 木製? 金属製? 万が一、群がる女子に命中した時のコトを考えると、金属はない。ケガすっぞ!

 そもそもどこで売ってるのだろう。古道具屋か、昔でいう荒物屋とか。つるし? いわゆる出来合い? それとも誂え? いわゆるオーダーメイド?

「モテ期」の絶頂なら、そこは見えを張って一点モノにしたいところだ。刺々しいデザインは危ないので、滑らかな流線形で「女性を拒否しつつも、まんざらでもない感」を出したい。

 かなりな勢いで振りたい(本当に当てるのではなく、あくまで様式美として)のでグリップは滑りにくくしよう。

 色は季節感を出したいし、服とコーディネートもしたい。24色くらい取り揃えてほしい。

 両手がふさがってしまうと、野暮ったく見えるのがよくない。片手で扱うのだから手元にストラップを付けよう。片手で颯爽と女を払ってるところを、左斜め45度から見てほしい。

「今日も払ってんな、一之輔!」
「あんなに追っ払うなら一人くらい分けてほしいやな!」


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