「社交不安症」は働き盛りで発症するケースも! (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「社交不安症」は働き盛りで発症するケースも!

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週刊朝日#病気
人前に出るとあがってしまい、うまく話せない「社交不安症」(写真はイメージ)

人前に出るとあがってしまい、うまく話せない「社交不安症」(写真はイメージ)

 人前に出ることへの不安や恐怖から、日常生活に支障をきたす社交不安症。薬物以外ではカウンセリングが治療の中心だ。2016年4月から認知行動療法が保険適用となり、保険診療が広がることが期待される。

 人前に出るとあがってしまい、うまく話せない、または、話せないのではないかと不安になる──。これは、重要なプレゼンテーションの前日など、一時的には誰でも経験することだ。しかし、こうしたことが「毎日、半年以上続いている」、また「不安感で外出できず、日常生活に支障が出ている」などにあてはまると、社交不安症(SAD)の恐れがある。従来、社交(社会)不安障害と呼ばれており、いわゆる対人恐怖症、あがり症、赤面恐怖なども社交不安症に含まれる。

 東京都在住の大学生・石野啓介さん(仮名・22歳)は小学生のころ、授業で教科書を読む際、極度に緊張してうまく読めない経験をした。その様子を笑われたことが、心の傷になっていた。高校生時代には、教師から「目つきがきつい」と言われ、「相手を不愉快にさせてはいけない」と考えて、人の目を見ることができなくなった。大学に入ると、教室でほかの学生に見られているなかで席を選ぶことすら苦痛になった。

「このままでは大学生活が続けられない」と思い詰めた石野さんは、インターネットで「認知行動療法」を見つけた。2年生が終わるころ、すでに通院していた自宅近くのクリニックに紹介状を書いてもらい、千葉大学病院を受診した。

 同院認知行動療法センター長の清水栄司医師は、

「認知行動療法とは、不安や緊張の元になっている考え方(認知)や行動パターンに自ら気づき、どちらも修正することで、不安や緊張が大きくなりすぎないようにするという治療法です」


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