ツアマネが明かす 一部の人しか知らないデヴィッド・ボウイの入れ墨 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ツアマネが明かす 一部の人しか知らないデヴィッド・ボウイの入れ墨

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オフィスでホール&オーツからプレゼントされたギターを弾く高橋氏(撮影/写真部・堀内慶太郎)

オフィスでホール&オーツからプレゼントされたギターを弾く高橋氏(撮影/写真部・堀内慶太郎)

 設立50周年を迎えるウドー音楽事務所。ボブ・ディラン、デヴィッド・ボウイ、ミック・ジャガー、リンゴ・スターなど多くのスーパースターを招聘してきた。来日中のスターの管理をするのはツアー・マネジャーの仕事。40年以上、ツアマネを務めた高橋“TACK”辰雄代表がその素顔を語った。

 16年1月10日に69歳で惜しくも他界したデヴィッド・ボウイ。彼は73年の初来日公演以来、04年まで計7度の日本ツアーを行っているが、高橋氏が担当したのはボウイが結成したロック・バンドのティン・マシーンの92年の来日公演だった。札幌から福岡まで約3週間に及ぶ長期のツアーとなったこの日本公演で初めてボウイと接した高橋氏は当時の彼の印象をこう語る。

「デヴィッド・ボウイは流行をつくってきた人なんですよ。音楽だけじゃなくて、山本寛斎のファッションを取り入れたり、音楽とビジュアルをつなげた最初の人でしょうね。ファッションだけじゃなくて、ステージのアクションもそうですし、映画俳優にも挑戦したり……。政治的なにおいとか反抗心とか、ポーズとして表に出しているミュージシャンもいますけど、デヴィッド・ボウイは純粋に自分の中にあるものをメロディーや言葉だけじゃなくて、視覚的にも表現していた人でしたね。そういう意味では真のアーティストです。非常にミステリアスで、美しく、カッコいい人でした」

 そんなボウイも札幌公演では人間臭い一面を見せてくれたという。

「札幌の厚生年金会館公演のとき、雪まつりのシーズンで、札幌市内のホテルが取れなかったんですよ。それで、札幌から車で30分くらいの所の広島町(現・北広島市)にホテルがあったので、そこに泊まったんです。そのホテルの前がゲレンデになっていて、そこでボウイはスキーをやりましたね。スキーもブーツも借りたんですけど、最初に借りたブーツが足にピッタリだったので、滞在中にまた滑りに来るからそれまで誰にも貸さないでおいてほしいとマネジャーが頼んでいたのを覚えています。スキーの腕前は普通でした」


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